【2024年最新版】ネットショップを構築できるショッピングカートASP全27サービス徹底比較。サービス詳細や選び方を解説

 

ネットショップ構築・開店の際に、非常に多く利用されているショッピングカート(カートASP)。国内でのショッピングカートサービスの提供の歴史は17年以上にもなり、EC業界の中でも最もメジャーなサービスカテゴリだ。自前で1からサイトを作るよりもはるかに簡単に、低価格でサイトの開店・運用が可能で、現在では17.6万店舗以上が運用されている。今回はそんなカートサービス全27サービスを徹底的に解剖していきたい。

 

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ネットショップの基礎知識

 

ネットショップとは何だろうか?ネットショップにはどのような機能が必要か?ネットショップを開店するには、まずこれらの点を知っておく必要がある。また、ネットショップと一言で言っても、実はそこにはいくつもの形態が存在している。そこで、ネットショップの定義と主な機能、代表的な形態を紹介しておきたい。

 

ネットショップとは

ネットショップとECサイトはほぼ同義だ。販売する商品を登録しユーザーに注文してもらうサイトを指し、ショッピングカート機能や、決済や配送の手続きを行う画面があり、受注を受け付ける機能を持つ。一部ではサイト規模が大きくなるとECサイト、小さいとネットショップという表現を使い分けるケースもあるが、厳密にはどちらでも意味は通じるため、細かい使い分けは意識しなくても齟齬は発生しないだろう。

 

モールと独自ドメインサイト(自社サイト)の違い

モールとは、複数のネットショップが集約されている商店街のようなインターネット上の空間のことを指す。分かりやすく例えるならば、百貨店の中に出店するようなものだ。楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどがモールの代表格となる。

もう1つの形態は独自ドメインサイト(自社サイト)である。これを分かりやすく例えるならば、路面店となる。モールと大きく異なる点は集客とサイト構築・メンテナンスの2点。モールに出店すれば、モール自体が集客力があるためお客様が一定数立ち寄ってもらえる可能性もあり、またモール全体の集客企画も行われており、サイトの見た目も決められているところが多く簡単に構築することができる。これは実際の百貨店と極めてよく似ている。

一方で、自社サイトは、自身で一からサイトを立ち上げ、店舗を構え、集客も自前で行う必要がある。一から立ち上げると言っても、必要な機能を自作するにはかなり専門的な技術を要するため、多くのショップは、何らかのサービス(機能)を使うことになる。

 

自社サイトのメリットデメリット

自社サイトに関しても、使用するサービスの種類によって開店方法に細かい違いがあるが、ここでは共通するメリット、デメリットを紹介していく。

自社サイトのメリットは、サイト内での競争が起こりにくく、一度ショップを目に留めてもらえさえすれば、自社の商品だけに注目してもらえるという点である。また、買い手との距離が近く、「ショップで購入した」という認識がモールよりも強く残るため、リピーターを獲得しやすいと言える。また、デザインに制限はないため思い通りのデザインを実現できるのも魅力だ。さらに、ECサイトを自社で運営する場合、独自のドメインをつけることができる。ドメイン名を、他の会社の名前ではなく、自社の名前やサービス名とすることができるため、これも大きなメリットである。ECモールと対比して、自社直営のECサイトを「独立ドメイン」や「独ドメ」ということもある。

※ドメインとはウェブサイト上の住所のことである。ブラウザに入力する「URL」(例 yahoo.co.jp)とほぼ同義と考えていいだろう。末尾の「co.jp」などの部分には「com」「ne.jp」「jp」などいくつかの種類があるが、最近ではその違いについて大きな意味を持たなくなってきているため気にしなくてもいいだろう。基本的にはその前につく「yahoo」の部分に、店舗の屋号やサービス名を当てはめるケースが多い。他者に利用されていなければ最近では非常に安価に、簡単に取得することができる。ドメインは、お名前.comやムームードメインなどのドメイン公式登録サービスを提供しているサイトで取得手続きが可能だ。

一方デメリットは、集客力が乏しい点だ。例えば、パソコンを自社サイトで販売する場合、買い手が「パソコン」と検索エンジンで検索した際にヒットするのはAmazonや楽天といったモールや、大手家電量販店ばかりであり、自社サイトはなかなか見当たらない。すなわち自社サイトは、楽天などのモールとは異なり、商品一般名詞などからではショップを探してもらうことはできないのだ。つまり、直接ショップ名や、固有の商品名で検索してもらえない限り、来店すらしてもらえない。これがよく「自社サイトは集客が非常に難しい」と言われる理由である。

しかし、ショッピングカートASPでは、自社サイトでも集客力を向上させるためのサービスが利用できるものもある。例えばMakeShopでは、成果報酬型でYahoo!ショッピングに出品することが可能な機能を提供。他にもカートにより様々なサポートが用意されている

集客力の乏しさが悪目立ちしてしまう自社サイトではあるが、自社サイトでの開業が最適である場合もある。それは、実店舗で成功しており、ある程度の知名度を得ている場合である。知名度さえあれば、モールの集客力を借りなくてもショップの名前を直接検索して来店してもらうことができる。そのネットショップの商品は見慣れたものであるため、消費者の購買力が下がることはない。さらに手数料もほとんどとられないため、利益率も上がる可能性が高くなる。

 

 

ネットショップ開店のために利用できるサービス

 

次に、事業者がネットショップを開店する際に利用できるサービスには、どのようなものがあるか紹介していく。

 

ECカート

EC(電子商取引)において、インターネット上で商品を購入できるようにするためのウェブサイトは、ECサイトと呼ばれる。そのECサイトを実現するための、インターネット上で商品を購入するためのサービス全般の総称をECカートと呼ぶ。ECカートを使用すると、現実世界の店舗と同様に、在庫のある商品を表示し、顧客が購入したい商品を「カート」に入れ、決済を行うことができる。ECカートには、大きく分けて、ECモール、ECサイト構築パッケージ、ショッピングカートASPの三つの種類がある。

 

ECモール

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングに代表されるECモールは、商品をモールに出品する、または店舗のページをモール内に開設することで商品を販売できるサービスだ。ECモールでは、商品や店舗の紹介ページのフォーマットは固定されていることが多い。このため、ECモールで商品を登録したり、店舗のページを設定したりする場合、アカウントを作成し、フォーマットに必要な事項を記入するだけで商品を販売できる。自由にサイトを操作することができない点や、売り上げに対して一定割合の手数料がかかる点に注意が必要となるが、手間をかけずに出品・出店することができることが強みである。

 

<参考>

3大ECモール徹底比較 Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング

 

ECサイト構築パッケージ

ECサイト構築バッケージは、ECサイトを開設し商品を販売するのに必要な機能をパッケージにしたサービスである。例えば、在庫の管理、注文の受付、決済、顧客情報の管理などの基本的な機能が備わっている。販売を開始するのに必要な機能が揃っているため、サイトを構築する手間を省くことができる。それらに加えて自社に必要な機能を追加することもでき、サイトのデザインも自由に設定できる。ただし、高額なコストがかかるサービスが多いため、高い売り上げを見込むことができる、比較的大規模な事業者に向いている。

 

ショッピングカートASP

これは、恐らくネットショップをこれから開業しようとする人にとって最も分かりにくいキーワードかもしれない。昨今では「カートASP」とか単純に「ECシステム」などと呼ばれることもある。インターネット上にこのプログラムがあり、店舗側が、商品情報や画像を登録し、デザインなどの設定をすることでネットショップを開店することができる非常に便利なもので、ほとんどの場合、月額費用を支払うことで誰でも利用できる。初期費用が無料のものもあったり、月額費用の他に注文件数や商品点数の従量課金が追加される場合もある。ASPとはこのようにオンライン上で完結するサービス形態自体を指す用語で、「アプリケーション・サービス・プロバイダ」の略だ。ショッピングカートASP、ショッピングカート、カートASPなどは同一の意味で使われているケースがほとんどだ。なお、この記事はカートASPの特集記事であるため、具体的な機能や強みと注意点、全27種類のカートASPサービスの詳細について、後ほど詳しく紹介する。

 

インスタントEC

インスタントECはショッピングカートASPの一種で、非常に簡単にネットショップの開設を行うことが出来るサービスだ。ショッピングカートASPで開店する場合も、実はある程度のITの知識が必要になってくるが、インスタントECでは「誰でも手軽にネットショップを立ち上げることができる」ことを目指しているため、そのような部分を排除し、店舗開設までが非常に分かりやすいのが特徴だ。この「誰もが手軽にショップを開設できる」=「インスタントコーヒーやインスタントラーメンのように」という意味で「インスタントEC」と呼ばれるようになった。代表的なサービスはBASEやSTORESが挙げられる。

 

 

ショッピングカートASPの機能

 

カートASPには、商品を販売するのに必要な最低限の機能が揃っており、簡単に販売を始められるような仕組みになっている。ここでは、多くのカートASPサービスで利用できる、基本的な機能にはどのようなものがあるかを説明していく。

 

カート機能・決済機能

実店舗のショッピングカートのように、ユーザーが購入したい商品を「カート」に追加していき、まとめて決済をする機能だ。なお、クレジットカードや電子マネーなど、対応できる決済方法の種類や、それに伴う利用料金は、カートASPサービスによって異なるので、注意が必要である。

 

受注管理機能

顧客からの注文を受け付け、注文の日時や売り上げを管理できる機能のこと。注文毎の対応状況のステータス管理や、配送状況の管理・登録なども行うことが出来るものもある。

 

商品管理機能・在庫管理機能

在庫状況を管理した上で、在庫のあるものを商品紹介ページに表示したり、在庫が切れた際に通知を受け取ったりすることができる機能である。

 

顧客管理機能

顧客の個人情報を確認したり、顧客の使用履歴やポイントを管理したりできる機能だ。多くの顧客を抱える事業者でも、条件にマッチした顧客のみを表示させるなど、簡単に顧客情報を整理でき、きめ細やかなマーケティングや訴求にも活用できる。

 

販売促進管理機能

顧客にクーポンやメルマガ、おすすめ情報などを自動的に送信する機能である。販促活動にかかる手間を減らすことができる。SNSと連携してメッセージを送信する機能や、セールやクーポンの時期や価格などを細かく設定できるサービスもある。

 

 

ショッピングカートASPの強みと注意点

 

強み

インターネット上のプラットフォームを使用するショッピングカートASPは、ECサイト構築パッケージなどを使用して自社サイトを作成する場合と比べ、より簡単にネットショップを開設することができる。また、有料のカートASPサービスを利用したとしても、非常に高額な費用がかかることが多いECサイト構築パッケージを比較すると、コストをかなり抑えることができる。一方、カートASPサービスの中には、独自ドメインをつけられるものもあるため、独自性の高いECサイトを簡単に作成できる。そのため、相当特殊なケースではない限り、基本的にはショッピングカートASPでネットショップを開店することは可能だと考えていいだろう。

 

注意点

ECサイト構築パッケージを使用して自社サイトを作成する場合、必要な機能を追加したり、サイトのデザインを自由に操作したりすることができる。それに比べ、ショッピングカートASPは、機能やデザインのカスタマイズの幅が小さいものがある。そのため、既定のデザインや装備されている機能をよく確認し、求める条件にあったサービスを探す必要がある。また、初期費用や月額費用はサービスによって大きく異なり、複数のプランを用意しているサービスもあるため、コストとパフォーマンスを比較して、最適なサービス・プランを選択してほしい。

 

<参考>

ECをはじめたい!ときの選択肢 - 7つのプラットホームの存在を理解しよう

 

 

ショッピングカートASPサービスの比較

 

今や、インターネット黎明期には想像もつかないほど、誰もが手軽にネットショップを立ち上げられるようになってきた。そして、さらに使いやすく、高機能なショッピングカートASPも非常に増えてきている。そしてネットショップを構築することが出来るショッピングカートASPが今では市場に27も存在している。また、システムの提供形態もASP、クラウド、パッケージなど様々な形態での提供が行われており、それぞれのサービスの違いや特徴が分かりにくくなってきている。

そこで、ここではeccLabオリジナルの、全27サービスの価格・特徴などを網羅的に一覧化した「サービス概要の一覧比較」ファイルと、全サービスを規模とプラットフォームの出自の2軸でマッピングした「サービスマッピング」ファイルの2種類を用いて、どのような特徴があるのかを説明していく。

 

サービス概要の一覧比較

おすすめポイント

  • ネットショップ開店に利用されているショッピングカートASPサービスを全て網羅
  • 全サービスを価格、機能などの項目毎に比較
  • エクセルでの提供のため、並び替えや項目の削除などカスタマイズが可能

 

比較のポイント

「サービス概要の一覧比較」ファイルでは、費用(初期費用と月額費用、プランごとの費用)、外部のサービスやデータとの連携、特徴的な機能、そのサービスを実際に使用している企業や業界、今後の展望を中心にまとめ、サービスを比較している。費用や機能、サービスを利用する企業が多い業界を把握し、そのサービスを使用する際のコストパフォーマンスや使いやすさをイメージできるようになっている。どのサービスを導入するか迷っている方に、ぜひ役立てていただきたい。

 

サービスマッピング

おすすめポイント

  • 2軸でマッピングしサービスの特徴把握が可能(※eccLab編集部独自の判断による)
  • 全サービスを一目で把握

※サービス概要の一覧比較資料(エクセル版)とサービスマッピング資料(高解像度PDF版)のダウンロードはこちらから行えます。

比較資料をダウンロード

 

 

 

ネットショップ構築のサービス探しにお困りの方は

eccLabサービスマッチングでは、コンシェルジュが直接EC事業者様の課題や希望のサービスのヒアリングを行うコンシェルジュマッチングと、現状を細かくテンプレートを入力することでシステム上で最適なサービスをご紹介するAIマッチングの2種類のマッチングで、あなたの最適なサービス探しのご支援をします。詳しくはこちらから。

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代表的なショッピングカートASPサービスの紹介

 

それでは、ネットショップ開店に利用されている代表的なショッピングカートASPサービスを見ていこう。なお、ショピングカートASPサービスは、定期購入(長期間継続的に商品を購入してもらう販売方法)に向いているサービスと、様々な販売方法に使用できる総合通販に向いているサービスに大別できる。そのため、代表的なサービスを総合通販サービスと、定期購入サービスに分けて紹介していく。

※定期購入についての詳しい解説はこちら
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/51378

 

aishipR

株式会社ロックウェーブ

aishipR

aishipR株式会社ロックウェーブが運営するショッピングカートASPサービス。累計導入店舗数は、2,000社に上る。モバイル端末に合わせたレスポンシブECを可能にし、移行後のネットショップの前年売上比149%にしたという実績もある。

プランは、「エントリー」「ベーシック」「アドバンス」の3つとなるが、それぞれプランの中に「エントリー100プラン」「エントリー500プラン」といった商品登録数や月額料金の違う体系があり、細かく枝分かれしている。そのため、自社の売上規模などを考え、どのプランが最適なのかをよく精査したい。

aishipRの大きな特徴は、PCではなくスマートフォン設計・レスポンシブに特化したサービスであることだ。このメリットは更新や管理作業が楽であること。レスポンシブのデザインにすると、HTMLが1つで済むため、デバイスごとにデザインや更新を行う必要がなくなる。また、ワンページカートを実装して、モバイル端末での購入完了までのシンプルさを徹底的に追求している。

また、直近においては、ASPサービスでは通常対応していない有償の個別カスタマイズにも対応していることも、売上規模拡大に伴って、サービス拡充したい事業者にとっては、強い味方と言える。さらに、インフラは、AWSを採用し、世界最高峰の信頼性とクラウドならではのオートスケーリングなどを実現している。このように、従来のASPの枠を超えた取り組みをしているという点でも、高く評価できるサービスとなっているので、是非、検討していただきたい。

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aishipGIFT

株式会社ロックウェーブ

aishipR

株式会社ロックウェーブが運営するaishipGIFTは累計導入社数2000社に上る「aishipR」を基盤として開発された食品・ギフトに特化したクラウド型ECサイト構築ASPサービス。料金プランは「ベーシック」、「オールイン」、「アドバンス」の3つで、初期費用30,000円、月額は29,800円〜から始められ、一番高額な「アドバイス」では、独自機能カスタマイズも可能となっている。

特徴としては、ECサイト構築・運用に必要な標準機能に加え、ソーシャルギフト機能やのし専用UIなどを標準搭載し、ギフトECに特化した仕様となっている。また月2回の無償バージョンアップで常に最新の状態でECサイトを運用が可能になる他、柔軟なデザイン構築や独自機能カスタマイズが可能なため、導入によりお米のギフトEC「八代目儀兵衛」が通年で売上前年比120%を達成した実績もある。さらに、「出荷日別在庫管理」、「三温度帯・出荷場所による発送分割管理」といった食品ECならではの課題を解決する機能を装備している。

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aishipRENTAL

株式会社ロックウェーブ

aishipR

株式会社ロックウェーブが運営するaishipRENTALは、国内唯一のレンタル・サブスク専用クラウド型ECサイト構築ASPサービス。現在導入は200社を超えており業界No1の実績を誇っている。料金プランは、「エントリー」、「ベーシック」、「アドバンス」がある。それぞれ「エントリー100プラン」「エントリー500プラン」などの初期費用や月額費用が異なる体系のプランに細かく分かれており、自分の状況にあった最適なプランを選択できる。

特徴としては「安価かつ高性能」で、クラウド型のシステムであるため開発のあらゆるリソースは必要なく⽉額料⾦のみで利⽤でき、トータルコストは⾃社開発に⽐べて圧倒的に安価となっている。また、レンタルECには無くてはならない「在庫数を元にレンタル可能日を表示するレンタルカレンダー機能」や、レンタル・サブスクECに必要な機能が標準装備されている。また顧客満足度96.2%のサポートも用意されているため、事業者は安心してすぐにレンタルECを始めることが出来る。さらに、通常の物販を扱うECサイトにも対応しているため、レンタル商品と通常の物販商品を一つのECサイトで運営・商品管理等ができ、利用者は効率的に運用することが可能となる。

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ecforce

株式会社SUPER STUDIO

株式会社SUPER STUDIOが運営するecforceはD2Cのスタートアップから大手まであらゆるステージの企業のEC化を支援するECプラットフォーム。
他サービスと比較すると高価格帯のサービスだが、業界トップクラスの開発スピードで毎月数十箇所新機能がリリースされるため、常にECの最新トレンドを盛り込んだサイトづくりが可能。
ECにおける「顧客体験最大化」をテーマに、自社で様々なD2Cブランドを行い、テストを重ねているため、変化し続けるEC業界のトレンドを把握した上で機能開発を行っている点が強みだ。
現在、D2C事業での成功事例として取り上げられることが増えたバルクオムやPOLA ORBIS CAPITALも活用している他、現在はタクシーサイネージにてCM放映を行うなど話題性の高いプラットフォームである。
うちでのこづちなどのCRMサービスやHAPILOGIを始めとしたWMS(倉庫管理システム)などとの連携が可能で、高い拡張性を誇っている。
つまり様々な機能を用いて素早くPDCAを回しながら売上を上げる意欲的な店舗運営者がストレス無く運用できるサービスであると言える。

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Eストアー ショップサーブ

株式会社Eストアー

株式会社Eストアーが提供するEストアー ショップサーブは、100を超える機能が標準提供されている多機能ECサイト構築プラットフォームだ。
初期費用は30,000円、月額費用は23,000円~と、当記事の他サービスと比較すると高価格帯なサービスである。どのプランにも専任担当(ECコンサル)が標準でついていてサポートしてくれる。
特徴は、3点あり、1点目は豊富なAPI連携が用意されていること。ショップサーブでは業界最大級のAPI数を誇り、サードパーティ連携オプションも豊富に用意されているため、あらゆるニーズに対応可能である。
2点目はロイヤルカスタマーの育成を行う上で欠かすことのできないCRMをオプション機能として提供している点だ。料金は専用のCRMツールより安価に設定されており、、また外部ツールと連携する際の相性などを考慮する必要がないため、Eストアー ショップサーブ内に蓄積されたデータを余すこと無く活用することが出来る。
3点目はいかなる時でも高速安定稼働が可能なことだ。Eストアー ショップサーブでは365日の有人監視に加え、今後2024年1月までにオートスケーリングに対応するため、メディア出演や大型イベントによる突然のトラフィック増加の対策にも期待できる。
全業界での実績はあるが、特に食品業界向けの機能が充実している。様々な商品を詰め合わせして販売できるアソート機能、三温度帯毎の送料無料ラインの設定など、食品ECサイトの細かい要望にも対応可能である。

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クラフトカート

株式会社クロフトクラフト

クラフトカート

クラフトカート株式会社クロフトクラフトが提供するショッピングカートASPサービス。初期費用は59,800円、月額料金は19,800円~と他サービスと比べると高価格帯のASPサービスである。しかし、月額料金以外にかかる従量課金制はなく、定期購入機能などECに必要な機能も充実している。さらに、バージョンアップによって新たに追加される機能も月額料金に含まれているため、新機能導入に関する追加費用が発生することもないので、他のショッピングカートASPサービスでは満足できなかったEC事業者の切り替えが多い。

他社には見られないクラフトカートの「お問合せ管理」は、顧客から届いたクレームや質問を「未読」や「返信済み」といった対応状況ごとに分類できる優れもの。ECを運用する上で、サポート業務の効率化は運用負荷の軽減に繋がり、他の業務にリソースを転換でき、サイトサービスの向上に繋げることもできるなど、良い効果が期待できる。

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Shopify

Shopify Japan株式会社

Shopifyは、初期費用がなく、月額費用も全てのレベルで他社より低めになっていることから、どのようなEC事業者であっても、他のサービスより費用を節約することができる。

また、豊富なデザインテンプレートを備え、洗練されたデザインのネットショップを作ることができ、海外展開に適した機能や、必要なノウハウが揃っていることは、海外の会社ならではの強みである。さらに、操作性と拡張性の高い管理画面となっているため、ストア分析や、受注、決済手続きも簡単に行うことができる。マーケティング、SNS連携、配送手配、SEO対策、送付状印刷などを可能にするアプリを、アプリストアから必要なものを選択して機能を追加することも可能となっている。通常の機能が充実しているだけでなく、拡張性も高いことから、様々な販売方法に柔軟に対応できるサービスである。

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W2 Unified(旧:w2Commerce)

W2株式会社

W2株式会社が提供するW2 Unified(旧:w2Commerce)は、アパレル・インテリア雑貨など様々なジャンルで活用される、オールインワンのOMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォームだ。
業界TOPクラスの1,000を超える機能を搭載しており、サイト分析や広告効果測定などのマーケティングやクーポン配信などの販促施策、SNS投稿の連携、優良顧客を育成するCRM(顧客関係管理)など、最新のマーケティング機能も充実。それにより導入企業の平均売上成長率354%、業務効率化コスト60%削減を実現している。ASPサービスでありながらプログラムを共用せず、パッケージ提供でありながらEC事業者のイメージのままにカスタマイズが可能で、事業成長に伴うシステムの拡張性も備える。さらにバージョンアップを毎年行っており、常に最新のEC事業に必要な機能の追加が行われるため、中長期的なシステム投資費用を抑えることが可能だ。
W2 Unifiedには、クラウドコマースプラットフォームで無償バージョンアップ対応のプラン「W2 Unified Value5」と、顧客ごとにプラットフォームを独自にカスタマイズ対応できるプラン「W2 Unified Enterprise」が存在する。これらは業界で唯一カスタマイズモデルへのシームレスなサービス切替えが可能であり、中長期的な事業戦略に拡張対応できる点もメリットだ。
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futureshop

株式会社フューチャーショップ

futureshop

futureshop株式会社フューチャーショップの運営するショッピングカートASPサービス。2021年12月時点での稼働店舗数は2,900店舗で、ショッピングカートの中では1店舗あたりの流通額が群を抜いて高く、利用中店鋪の7店舗に1店舗は年商1億円を突破している。費用は、スタンダードプランの場合、初期費用22,000円~、月額費用22,000円~となっているが、登録可能商品数の上限によって、料金が変わってくるが、販売手数料はどのプランも無料である。

futureshopの特徴としては3つ挙げられる。1つ目は機能性が高い点だ。年に数回のアップデートが行われ、業界や消費行動のトレンドに合わせた機能を即時に取り入れ、一歩先のECを実現している。2つ目は、サイトデザインの自由度が高く、かつ、運用担当者が必要と感じたタイミングで導線を変えられる仕組みを作れることだ。新作発表やイベント開催時など、売るべきタイミングでバナーやテキストを変更して売りたい商品ページに誘導する、そうした導線改善がエンジニアに頼らず、担当者で実現できる。そのため、外注費用も抑えて利益を出せる自社ECを運営できる。また、施策の振り返りを行えるレポート機能もある。3つ目は手厚いサポート。電話やメールのサポートはもちろんのこと、自社ECをいかにして盛り上げるかを学べる勉強会・セミナーを頻繁に開催している。機能が豊富でも使いこなさなくては宝の持ち腐れとなるため、ここにも力を入れているのは運用の心強い味方となるだろう。
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MakeShop

GMOメイクショップ株式会社

MakeShopGMOメイクショップ株式会社の運営するショッピングカートASPサービス。無料体験中のアカウントを除くプレミアムプラン以上のアクティブ店舗数は12,000以上となっており、国内サービスとしては10年連続No.1の実績を誇る。MakeShopの初期費用は11,000円、月額費用は12,100円となっている。販売手数料はどのプランも無料である。MakeShopの最大の特徴としては、売るための環境がすべて整っている点である。MakeShopは、他のショッピングカートに比べて機能数が多く、2021年12月現在、業界No.1水準の651種類という機能数を誇る。機能はいずれも日本の商習慣に合ったものを取り揃えており、海外サービスにありがちな日本の商習慣とのミスマッチが起こらないのも特徴だ。業界唯一のデザイン質問掲示板やECアドバイザーを始めとしたサポートから、アドバイスを受け売上を改善することが可能だ。また、リターゲティング広告により他のショッピングカートに比べて、価格を抑えながら商品をより売ることができる。つまり、MakeShopはネットショップ初心者でも経験者でも、商品をより売りたい人に向いているサービスであると言える。

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その他サービス

wix
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ショッピングカートASP各サービスの選び方

 

かつてショッピングカートは、安く手軽に開店することが求められていた。しかしBASESTORESに代表される「インスタントEC」が10年ほど前に登場したことにより、ここ数年で(インスタントEC以外の)ショッピングカートに求められる役割は大きく変化してきた。インスタントECは無料で、わずか数クリックで開店できるため、(インスタントEC以外の)ショッピングカートの最大の強みはインスタントECに取って替わられてしまったのである。

それでは、今、ショッピングカートを選ぶ際に何を重視するべきだろうか。ショッピングカートを選ぶときに重視したいポイントは4つある。

 

目指すべき目標・環境

どのようなサービスでも言えることだが、ネットショップの目指すべき目標や、置かれている環境に応じて、選ぶべきサービスはかなり絞り込まれる。

まず、趣味の一環やトライアル的にネットショップサイト運営を始めてみたいという場合には、無料のインスタントECサービスから始めてみるのが適切だろう。

 

1.初期投資やランニングコスト

ショッピングカートASPサービスは有料のものが多いが、一部無料のサービスやプランが存在するため、費用と機能などを比較して、最適なものを選ぶべきである。

基本的に、無料サービスは誰でも簡単にネットショップを開店できることを売りにしているため、機能性やデザイン面には制約があることが多い。初期費用や月額費用が無料のサービスもいくつか存在するが、その代わり手数料が割高になる傾向がある。有料サービスは一定の初期費用や月額費用が必要になるが、機能やデザインが豊富で拡張性に富むのが特徴だ。手数料は無料サービスより割安になる傾向があり、サービスや料金プランによっては料率がかなり抑えられている。サポート体制は有料サービスの方がきめ細やかで、中にはコールセンターではなく専門家であるエンジニアが直接対応するところも存在する。
初心者が有料サービスを検討する場合は、カラーミーショップがわかりやすくておすすめだ。お試し登録を比較してみるとわかるのだが、カラーミーショップは登録すべき情報が少なく、非常に気軽に利用できる。累計18万店舗という圧倒的な導入実績は、カラーミーショップのわかりやすさ故と言っても過言ではないだろう。

より本格的に運営したい場合、そして会社の事業として売上をある程度確保するためのネットショップを運営する場合は、以降のポイントをしっかりと考慮していきたい。

 

導入実績

導入店舗数が多いということは多くの事業者に支持されているサービスだと言うことができるため最も分かりやすい指標の一つとなる。またそれだけの店舗数に導入されているということは運営企業も経験が蓄積されており、ありとあらゆる状況への対応の経験があることも心強い。また、単純に導入実績数だけでなく、自店舗と似た状況の店舗がどれだけ導入しているのか、という実績も参考にしていきたい。

 

1.サービスの撤退リスク

導入実績を支持率の目安にするのと同様、サービスの提供状況から継続性を推測することも重要である。利用しているサービスが終了した場合、代替サービスを契約して移転することになるが、ネットショップの移転にはそれなりの時間とコストがかかってしまう。このリスクを回避するため、トレンドに合わせたリリースやアップデートが行われているか、要望への対応がなされているかなどを必ず確認し、サービスの継続性を推し量るようにしたい。サービスの撤退理由は企業によって様々だが、システムが古くなりアップデートが困難になった、別の事業に予算を集中させるため、といったケースが多いようだ。

 

機能の豊富さ

機能の豊富さを見極めるうえで重要なポイントは、必要な機能を見極める、どれだけ迅速に最新機能への対応を行っているか、外部機能との連携、の3点だ。

 

1.必要な機能を見極める

ネットショップでは、Webサイト上で商品を購入する機能やその決済処理をする機能などが必須となるが、昨今では無料サービスであっても標準的な機能はほぼ備わっている。そのため、自分たちが必要とする機能を見極めることが重要になってくる。例えば、カラーやサイズなどバリエーションが豊富な商品の場合は細かなオプション設定が可能かどうか、贈答品を扱う場合は熨斗や包装などのギフトオプションに対応しているか、必要に応じて受注データやメールアドレスなどをCSVで出力可能かどうかなどだ。また、それらが標準機能で使えるのか、オプションで利用可能になるのかという点も確認しておく必要がある。機能数という視点ではMakeShopが国内No.1水準を誇っており、安心感が非常に高いといえる。

 

2.どれだけ迅速に最新機能への対応を行っているか

ショッピングカートASPは、各店舗独自の機能追加はできないが、四半期~半年、もしくは1年に一度くらいのサイクルで、標準機能として新しい機能が追加されることが多い。今現在、装備されていない機能でも、半年後に追加される予定がる可能性もある。futureshopは顧客の購買行動の変化に合わせた先進的な機能を即座に対応するケースが多く、その姿勢は業界では群を抜いている。

 

3.外部機能との連携

各サービス共に標準的に、決済サービスとの連携はされている。しかしネットショップ運営を効率的に行うためには、その他のサービス連携も必須となってくる。そのため、標準的に連携しているサービスにどのようなものがあるのかしっかり調査しておく必要がある。例えば、自社サイト以外にも、モールに出店したりする場合などは、複数の店舗の受注を個別に管理する業務の負荷は大きいので、受注管理ツールを導入していくことも視野に入れておくべきだ。また、メールマガジンを出すのであればメール配信ツール、発送業務を外部の倉庫に委託する場合は物流サービスなどと、標準的に連携されているサービスも増えてきているので、しっかり確認しておきたい。

 

売上を継続的に上げることが出来るか

これははじめて開店する際にはそれほど重要視しない事業者が多いが、開店してすぐに気が付く、最も重要なポイントだと言ってもいいだろう。ネットショップを開店するハードルが非常に下がった今、事業者が目指すべきゴールはネットショップの開店ではなく売上を上げること、そしてそれの継続性に変わってきている。

売上を継続的に上げるためには、EC事業者の努力が重要であることは間違いないが、ショッピングカートASPサービスを提供している各社の後方支援も重要になってくる。例えば、定期的に有益なセミナーを開催している会社や、サポート窓口で売上アップのための相談を受けてくれるサービスもある。

また、結果としてどれだけ多くの売上を継続的に上げることが出来ているかで見ると、流通総額の大きなfutureshopやMakeShopが心強いと考えることもできる。特に大手店舗が運営する要求に応える中で機能開発を進め、デザインを含めて細かな設定が可能なところはショッピングカートではなくオープンソースや軽めのパッケージなどでのネットショップ構築を考えている事業者にとっても十分に選択肢になり得る完成度の高いショッピングカートASPといえよう。

 

<参考>

2023年にサービス終了・終了予告されたEC関連10サービスまとめ - うねり続けるEC業界の光と陰

2023年時点最新【2022年EC流通総額ランキング】国内21・海外25のECモール・カート・アプリの流通総額から見る市場トレンド

 

 

最後の決め手は

 

数あるショッピングカートASPサービスを見てきたが、いずれのサービスも非常に高機能で、通常のネットショップ運営を行う上ではどれも遜色ないものばかりだ。しかし、上述したような4つのサービスの選択のポイントも、場合によっては大きな決め手にならないケースもあるだろう。そのような場合、サービスの運営を行っている「中の人」の誠意やその相性が、最終的な判断基準になってくるのではないだろうか。初めのうちはサービスの公式Webサイトなどオンライン上での印象に左右されがちだが、導入に際し、運営に際し、頻繁に「中の人」との接点というものが出てくる。その担当者との関係性も、ネットショップの売上を左右する重要な要素になってくるだろう。

 

皆さんの企業における目標や、置かれている状況を再度見つめ直し、ベストなショッピングカートASPサービスに出会い、売上をしっかりと作れる日が来るためのヒントになれば幸いである。

 

※ここで紹介したサービスの選び方を丁寧に解説した資料のダウンロードはこちらから行えます。

 

 

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ネットショップ開業・開店完全マニュアル虎の巻
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