LINK株式会社は、Amazonでの商品購入に関する消費者意識調査を実施した。
調査結果

Amazonで商品を購入する際に最も重視する要素について調査した結果、「価格」が47.5%で最も多く、次いで「レビュー評価(星の数)」が27.5%、「レビュー件数」が9.2%という結果だった。この調査から、Amazonユーザーの約半数が「価格」を最も重視していることが明らかになった。これは、ECサイトの中でもAmazonは価格比較がしやすい構造となっているためで、購入判断において価格が大きな影響力を持っていると考えられる。一方で、レビュー関連(星評価+レビュー件数)を合計すると36.7%となり、価格に次ぐ重要な判断材料となっていることが分かった。つまりAmazonにおける商品購入では、価格・レビュー評価・レビュー件数といった「価格」と「ユーザー評価」の両軸が購買行動を大きく左右しており、EC事業者にとっては、価格設定だけでなく、レビューの獲得や評価の維持が商品販売において重要な要素になると考えられる。

Amazonの商品ページを閲覧する際、ユーザーが最初に確認する項目について質問したところ、「価格」が39.9%で約4割と最多、次いで「商品画像」が36.7%となっており、4人中3人以上のAmazonユーザーは商品ページを開いた直後に、まず「価格」と「商品画像」を確認する傾向が強いことがうかがえた。ECサイトでは「最初の数秒」が重要と言われているが、今回の調査結果からも、Amazonにおいては「価格 × 商品画像」が、ユーザーの第一印象を大きく左右する要素であることが分かる。また、価格や画像に比べ少ないものの、星評価やレビュー内容を最初に確認するユーザーも一定数存在しており、レビュー情報も購買判断において重要な役割を果たしていることがうかがえた。一方、商品タイトルや説明文を最初に確認する割合は比較的少なく、ユーザーの多くは視覚的な情報と価格を優先して判断している可能性がある。このことから、Amazonの商品ページにおいては、価格・商品画像といった視覚的かつ直感的に判断できる情報が、ユーザーの初期行動に強く影響しており、EC事業者にとっては、商品画像のクオリティや価格表示の分かりやすさが、ユーザーの関心を引き付ける重要な要素になると考えられる。

Amazonの商品選びにおいて、星評価が購入判断にどの程度影響しているのかを調査すると、「星評価4.0未満の商品は避ける」と回答した人は63.9%と、約6割以上のユーザーが星評価4.0未満の商品を避ける傾向にあることが分かった。なかでも「なるべく避ける」と回答した人が59.1%と最も多く、Amazonユーザーの多くが商品選びにおいて星評価を参考にしていることが明らかとなった。その一方で、「あまり気にしない」「まったく気にしない」と回答したユーザーも36.1%存在しており、価格や商品内容など他の要素を重視する層も一定数いることが判明した。
しかしながら、今回の結果からAmazonにおいては「星評価4.0」が一つの心理的な基準ラインになっている可能性が示唆された。この背景としてAmazonではレビュー評価が商品一覧ページでも目立つ形で表示されるため、ユーザーが商品を比較する際の重要な判断材料になっていることが要因となっていそうだ。このため、EC事業者にとっては、レビュー評価を4.0以上に維持することが、商品のクリック率や購入率を高める上で重要なポイントになると言えるだろう。