株式会社ザオリクは、ECサイトを週に1回以上利用している男女1090名を対象に、ECサイトのカゴ落ちに関する実態調査を実施した。

 

 

 

調査結果

 

「Q1.あなたは、どのECサイトで商品を購入した経験がありますか。(複数回答)」と質問したところ、「Amazon」が85.1%、「楽天」が81.5%と同率1位、次いで「Yahooショッピング」が61.2%という結果だった。

 

 

「Q2.ECサイト利用時、商品をカートインしたにもかかわらず、購入まで至らなかった「カゴ落ち」の経験がありますか。」との質問に対し、約8割の人が「はい」と回答した。

また、「はい」と回答した方に、「Q3.カゴ落ち」に至った理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「購入を見送ったため」が65.0%、「送料が発生することが分かったため」が43.3%、「他の商品やページを閲覧している間に忘れたため」が26.9%だった。自分の意志で見送った人以外にもうっかり見過ごしてしまった人も一定数いたようだ。

 

 

さらに、「カゴ落ち」の経験があると回答した方に、「Q5.あなたは、「カゴ落ち」に時間が経過してから気が付き、後悔した経験の有無」について、「とてもある」と回答したのが11.0%、「ややある」が30.3%と、トータル4割の人が後悔したことがあった。

また、Q5で「とてもある」「ややある」と回答した方に、「Q6.「カゴ落ち」に時間が経過してから気が付き、後悔した理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「値上がりしていたから」が57.1%、「商品が売り切れていたから」が51.6%、「セール期間が終わっていたから」が50.4%と、上記3つが多くを占めていた。一方、少数だが「クーポンが使えなくなっていた」や「売り切れで再入荷もないため」という理由の人もいた。

 

 

「Q8.あなたは、購入し忘れて、サイトから離脱した場合に、リマインドしてくれる仕組みがあると役に立ちますか。」との質問に対し、「非常に役に立つ」が13.8%、「やや役に立つ」が41.5%と半数の人が役に立つと回答した。さらに、Q8で「非常に役に立つ」「やや役に立つ」の回答者に、「Q9.カートインされたまま購入していない商品をリマインドしてくれる仕組みが役に立つと思う理由を教えてください。(複数回答)」と尋ねたところ、「購入し忘れを防ぐことができるから」が55.6%、「お得なタイミングを逃すことが減りそうだから」が43.0%、「ネットショッピングがより効率的になるから」が41.3%だった。

 

 

 

まとめ

 

今回の調査で、ECサイト利用時に「カゴ落ち」を経験し、その後「カゴ落ち」していたことに後悔を残している方が多いことが分かった。また、「カゴ落ち」した後に商品をみてみると価格が上がっていたり、商品が売り切れていたりすることがあるため、利用者は「カゴ落ち」をできるだけ避けたいと考えているようだった。そのためには、「カートインされたまま購入していない商品をリマインドしてくれる仕組み」を活用することが1つの改善策となるのではないだろうか。