パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb」の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の18歳~65歳の男女400人を対象に利用したことがあるSNS・サービスに関するアンケートを実施した。
調査結果
「利用したことがあるサービスを教えてください。」と尋ねたところ、YouTubeが68.25%、LINEが66.50%、Twitterが50.50%と、上位3サービスは5割を超えていた。また、今人気だと言われるTikTokは、調査する年代をセグメントしなければ全体の約19%と他のサービスと比較すると利用率が低い結果となった。
さらに、年齢別に結果をみてみると、利用したことがあるサービスの合計人数は10代が257人と、60代の約2倍にものぼり、他の年代に比べて多いことが分かった。一方、Facebookの利用数は10代が一番少なく、7.14%と1割にも満たなかった。このことから、10代の「Facebook離れ」が顕著であり、その分、他のサービスに流れていることがうかがえる。
「投稿がきっかけで商品やサービスに【興味】を持った事があるか」の問いでは、Instagramが56.33%とダントツで、続いて、TikTokが、46.67%、Twitter が44.06%という結果だった。しかし、利用率の高かったYouTubeは43.96%、LINEは21.43%となっており、InstagramやTikTokの方がPR効果が高いことが分かる。また、「投稿がきっかけで【実際商品購入やサービス利用】をした事があるか」の回答としては、ここでも、1位のInstagramは変わらず、YouTubeがTwitterとTikTokを抜き2位という結果だった。サービスごとに特性が異なるため、「認知度を上げたい」「商品を購入してもらいたい」など、どのようなゴールを目指すかによりサービスを使い分けてPRする必要がありそうだ。
「SNSやYouTube・ブログサービスなど見ている記事や投稿が広告なのか、どの程度気にしますか?」の問いでは、「広告だとわかったら興味をなくす」という層は25%のみで、「広告でも興味があればみる・広告かどうか気にしたことがない」は75%と大半は広告かどうかは問題視していなかった。「広告だとわかったら興味をなくす」層も取り入れるためにステマを行うという選択をするのではなく、「広告でも興味があればみる・広告かどうか気にしたことがない」という層の75%にいかに振り向いてもらえるかに重点をおいて広告宣伝をすることが長期的な広告戦略には有効であると言える。
次に「ECサイトや企業からのメルマガがきっかけで購入や利用につながったことはありますか?」という問に対して「よくある・時々ある」と回答したのは約36%だった。メルマガの歴史はどのサービスよりも古くマーケティングの手法が確立されているため、新しいサービスにも引けをとらない手法だといえる。新しいマーケティング手法に手を広げる前に、メルマガでのマーケティングを見直してみるのも一つの手ではないだろうか。
調査を行った「afb」は、今後もアフィリエイトに関する最新情報をより多くの方々へ届けるとともに、インターネット広告市場の成長に貢献していくとのこと。