ユーザーの意思決定において、日に日に影響力を増している写真共有アプリInstagram。英国では、ユーザーの約1/4が、Instagramで見たコンテンツに基づいて購入を決めているという。

 

英国のインターネット市場調査会社YouGovが、同国インフルエンサーマーケティングプラットフォームTakumiの依頼を受け、英国におけるInstagramユーザー500人を対象として実施した調査結果によると、約25%がアプリで直接商品を買ったり、投稿で見た商品を後日店舗で購入したりしている。この数字は、18歳から35歳の年齢層では、32%に増加する。

Takumiの共同設立者兼CEOの Mats Stigzelius氏は「18歳から35歳までの年齢層にとって、Instagramはソーシャルメディア上のインフルエンサーをフォローする最も重要なチャネルの1つであり、それは購入行動にも反映されている。35歳以上の利用者に限っては、現時点では影響力は低いが、今後数年の間でより多くのユーザーがInstagramを使い始めることでユーザー層が拡大すると、状況は大きく変化するだろう」と語った。

さらに、「覚えておかないといけないのは、これらの若い世代のオーディエンスは、これからの何年間も重要な消費力を発揮し続ける存在であり、その購買習慣は今後ほとんど変わらないだろう。若い世代は、eコマースと共に成長してきたデジタルネイティブであるので、ブランドや企業は最終的に彼らとのコミュニケーション方法を変えていかなければならない。重要なことは、今すぐに若い世代との関係を築くことである。そして、彼らにとって最初から、最も影響力を持つチャネルとインフルエンサーの間での存在感を示していくことである」と続けた。

Instagramのインフルエンサーは、購買決定要因において大きな役割を担っていると思われる。YouGovの今回の調査では、ユーザーの30%はインフルエンサーやソーシャル広告を見て製品やサービスを購入する可能性が高いと回答し、その割合は18歳から24歳では47%に上昇する。一方、自分のチャネルに関連しない製品やサービスについて投稿したインフルエンサーを信用しないと、57%が答えている。

 

インフルエンサーとは話が離れるが、同調査ではまた、英国のInstagram利用者の45%は、ソーシャルメディア広告よりも従来の広告を好むことがわかった。それは、製品やサービスをオンラインで直接購入できるからだ。一方で、35%は、コンテンツが自分に合わせてカスタマイズされているという理由から、ソーシャルメディア広告を好むという。

「ソーシャル広告は今のところ多くの議論の中心となっている。しかし、議論されている問題点はさておき、消費者がどれだけソーシャル広告にエンゲージしているかをみれば、ソーシャル広告が、十分にテスト済の他のフォーマットより有効であることは明らかである」とStigzelius氏。さらに「ブランドにとって最も大切なのは、コンテンツの質である。質の高いコンテンツを提供すれば、自社のメッセージを雑音の中で際立たせることができるからだ」と語った。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の9/17公開の記事を翻訳・補足したものです。