オーガニック投稿内の製品画像にタグ付けすることで、ブランドが直接製品をユーザーに販売できる機能を2017年にリリースしたInstagram。

Instagramは2017年、ビジネス向けに買い物可能なオーガニック投稿機能を米国でリリース。ブランドがInstagramのオーガニック投稿にeコマースのリンクを加えることが可能になった。

Facebook傘下のInstagramは2018年2月20日、このオーガニック投稿のショッピング機能をさらに英国、フランス、イタリア、ドイツ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、スペインの8か国に拡大。同社によると「買い物客は、価格や製品情報に簡単にアクセスでき、フィード内のタグ付き投稿をタップするか、ビジネスプロフィール上のショップボタンをタップすることにより、さらに詳細な商品情報ページに進むことができる」という。

 

米国のデイリーアクティブユーザーの約半数がビジネスアカウントをフォローしており、2億人以上のユーザーが、1日に1つ以上のInstagramビジネスプロフィールを訪問していると同社。米国のファッション小売業Lulusはこのショッピング機能のベータ版に参加したブランドの一つだが、テストが始まって以来”この上ない”価値と成長を記録していると語る。

「ショッピング機能導入開始以来、Instagramから直接、1,200件以上の注文と100,000以上のセッションがある」とLulusのマーケティング担当副社長Noelle Sandler氏。

ヘアケア製品ブランドTYMEのマーケティング部長は、オーガニック投稿のショッピング機能を利用し始めてからInstagramから自社サイトへのトラフィックが44%増加したと言う。

この機能は投稿写真に人をタグ付けするのと同じ方法で、企業がInstagramアプリ内の製品画像にタグを付けることで、自社のオーガニック投稿を見たユーザーがそのまま直接製品を購入することができるというものだ。

 

※当記事は米国メディア「Marketing Land」の3/20公開の記事を翻訳・補足したものです。