スマートフォン向け写真共有アプリSnapchatの機能を、プラットフォームを越えて“クローン化する”、というFacebookの決断が功を奏している。

写真や動画を短時間シェアするInstagram StoriesWatsApp Statusという機能双方で、1日あたりのアクティブユーザー(DAU)が3億人以上となった。これはSnapchatのDAUのほぼ2倍である。

最新の数字はFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏が同社の2017年第3四半期の収支報告で発表したもの。同氏は「我々は人々の距離をもっと近づけて、意味のある社会的交流を可能にすることを忘れてはならない。受動的にコンテンツを消費することが主ではない。調査は、ソーシャルメディア上で友人や家族と交流することに意味があり、幸せをもたらし、有意義だということを示している。しかしコンテンツをただ受動的に消費すると、それは有意義ではないかもしれない」と、StoriesとStatusの成長の原動力について語っている。

Instagram Storiesは2017年6月にDAUが2億5,000万人に達し、WatsApp Statusも1か月後に同じ数字を記録。以来、短期間で、どちらも毎日5,000万人のユーザーを追加している。一方SnapchatのDAUは1億7,300万人である。

 

<参考>

Instagram、過去の写真・動画からもストーリーへの投稿が可能に

 

※当記事は欧州メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/2公開の記事を翻訳・補足したものです。