約半数がWeb閲覧履歴をもとにした広告に不快感を感じる、年代により違いも | 国内ニュース | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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マーケティング
2018/12/14

約半数がWeb閲覧履歴をもとにした広告に不快感を感じる、年代により違いも

株式会社ジャストシステムは、マーケティングに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2018年11月度)」の結果を公開。調査からECに関連する部分をピックアップし、紹介する。

 

主要Webサービスの利用状況は昨年から横ばいが続く

まず、Webサービスの利用状況に関して、Facebook、Twitter、InstagramといったSNSの他、Youtubeやニコニコ動画といった動画サービスも加えて利用状況について質問した。この結果、全体で最も多いのは、Youtube(73.0%)であり、次いでLINE(71.5%)がその他のサービスを大きく差をつけた。また、中間層には、Twitter(44.5%)、Facebook(34.1%)、Instagram(34.1%)が挙がり、2017年12月からの利用状況の推移を見ると、Instagramに微増がみられるものの、その他のサービスは横ばいが続いている。

また主要メディア接触時間に関して、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコンからのインターネット接続、スマートフォンからのインターネット接続ごとの接触時間の平均を質問し全体の平均を出した。この結果から、テレビ、パソコンからのインターネット接続、スマートフォンからのインターネット接続において年代別の違いがみられた。年代が上がるにつれテレビの視聴時間が長い傾向が見受けられ、パソコンからのインターネット接続も同様であった。これと反対にスマートフォンからのインターネット接続は年代が低いほど長時間になっている。

 

スマホのターゲティング広告、約半数が不快に感じている

自分自身のWeb閲覧履歴などをもとにカスタマイズされるターゲティング広告。事業者側としては、ユーザーに対する訴求効果が認められるものとして注目されるものだが、消費者側はどのように感じているのだろう。

まず、スマートフォンの利用中、不動産に関するWebサイトを見た後に全く関係のないアプリを起動したり、Webサイトを閲覧した際に、その直前に閲覧していた不動産に関する広告が表示されるといった「カスタマイズされた広告」が配信されていると感じたことはあるか質問した。この結果、「頻繁に感じる」という回答が42.1%で最も多く、次いで「ときどき感じることがある(36.6%)」、「よくわからない(10.9%)」、「感じたことはない(10.4%)」であった。年代別の大きな違いもなく、カスタマイズされた広告だと感じている人は約6割強にも上る。

 

さらに、「カスタマイズされた広告」が配信されることに対しての考えについて回答してもらったところ、「便利だと感じるが不快に感じることもある」が35.5%で最も多く、次いで「便利だとは感じないし、不快に感じることが多い(25.9%)」、「不快なのでやめてほしい(25.6%)」と、約半数の人が不快感を感じていることが明らかとなった。

一方、年代別にみると、どの年代でも回答が多かった上位の並びは全体と同様であるものの、20代に関しては、「便利だと感じる(20.8%)」が2番目に多くの回答を得ている。また、10代も「便利だと感じる」という回答が21.6%年代別では最も回答が多く、10代20代による「不快なのでやめて欲しい」という回答はどちらも10%代に留まっている。低い年代の方が「カスタマイズされた広告」に寛容なようだ。

 

2019年から本格始動の「情報銀行」の認知度は全年代で26.0%

「情報銀行」という言葉をご存じだろうか。2019年から本格的にスタートすると報道されており、個人の行動履歴や購買履歴といった個人情報を消費者が提供し、それを企業などが活用することで、個人が対価として信用や金銭を得ることができるものだ。今回はこの「情報銀行」に対する認知度状況についても調査している。

調査の結果、「情報銀行のことを知っていて他の人に説明できる」と答えた人は全体のわずか6.5%と1割にも満たなかった。また、「情報銀行のことを知っている」人は19.5%、「情報銀行について知らない」人は59.9%であった。認知度に関して年齢別に違いもないことから情報銀行は全ての年代の人々に認知されていないことがわかる。

 

今回の調査の結果、主要Webサービスの多くは昨年から横ばいであり、主要メディアの平均接触時間に関しては、30代を境にインターネットのスマートフォン利用、PC利用、さらにテレビ視聴に割かれる時間の割合に違いが見受けられた。また、Web閲覧履歴をもとにした広告配信に関しては、約半数が不快感を感じているものの、10代や20代からは「便利である」という回答が他の年代よりも多くあった。スマートフォンの利用に関しては10代と20代が他の年代よりも慣れている可能性が高く、ターゲティング広告に関しても、使い始めた時から見受けられるため違和感を感じにくいのかもしれない。

 

 

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