パーソナライズ化されたコンテンツ制作に奮闘するマーケター | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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2018/10/10

パーソナライズ化されたコンテンツ制作に奮闘するマーケター

企業は、コンテンツ制作のためのより多くのリソース確保に迫られている。

より高度なパーソナライズ化が企業広告やその他の発信に求められるようになった昨今、多量なコンテンツの制作に、マーケターが追い付かなくなってきている。しかしそのパーソナライズ化に失敗すると、コンテンツはその働きを失うことになるのだ。

 

Adobe社は今週、「State of Creative and Marketing Collaborations」(クリエイティブとマーケティングの現状)を発表。この調査は、北アメリカにおけるマーケターやクリエイター、広告担当者、ITプロフェッショナル1,000人以上を対象に実施された。

 

レポートによると、パーソナライズ化されたキャンペーンを担当するクリエイティブチームは、週に平均28のコンテンツを制作しているという。そして1つの作品を市場に発表するのに、最大12日間を要しており、ほとんどのマーケターや広告担当者はこうして作り上げた成果物を「効果的だ」と感じているようだ。

 

なぜ考える必要があるのか

コンテンツはいつでも「もっとも重要なもの」とされてきた。しかし“超パーソナライズ化”が求められるこの時代、その需要は過剰化している。経済的にも作業的にも、企業はより多くのことを求めるようになったのだ。

 

こうしたニーズに対応し、コンテンツ制作の成果を上げるため、企業にはより多くのリソース確保の必要性が問われている。調査対象者の33%は、パーソナライズ化への取り組みで最も大きな障害は「時間」と回答。また20%は「金銭面」と答えている。

これは単純に、コンテンツ制作に十分な費用をかけられるという売上高5千万ドル以上の企業では、コンテンツ戦略と制作物に対してその50%以上が「満足度が高い」と回答していることに裏付けされる。一方、(売上高を問わずに)企業全体で見ると、「満足度が高い」と答えたのは34%であったという。

 

調査では好ましい結果も出ている。広告主やマーケターは、コンテンツ制作に充てる人員を増やしており(広告担当者は63%増、マーケターは60%増)、そのほぼ全員がコンテンツの“量”より“質”に重きを置いているということだ。

 

調査では、マーケターや広告担当者の大多数は、少なくとも1週間に一度はクリエイターやITプロフェッショナルとやり取りをしていることも判明。回答者の71%は、制作作業を開始する以前の段階から、クリエイターをチームに入れることを望んでいるという。

 

その他の調査結果について

・企業はさらに取り組みを進める必要がある。自身の企業が十分にパーソナライズ化に取り組めていると回答したのは、クリエイターのうちたった26%、マーケターの21%、広告担当者の24%のみであった。

 

・パーソナライズ化の“規模”も引き続き問題である。59%のマーケター、および52%の広告担当者、41%の広告代理店、53%のブランドのクリエイターが、コンテンツをパーソナライズ化するのが難しいと感じているという。

 

・“デジタル成熟企業”については、その59%が、コンテンツ制作と配信において競合他社よりも「優れている」と回答。さらに、35%はパーソナライズ化の取り組みにおいても「他社より進んでいる」と回答している。

 

※当記事は米国メディア「Marketing Land」の10/4公開の記事を翻訳・補足したものです。