株式会社ADDIXが運営する最新情報マーケティングメディアであるBWRITEは、2017年7月に「SNSコンテンツに対する意識調査」を実施し、11月2日にSNS上の企業公式アカウントとの関係性を分析したレポートを公開した。

調査はTwitter、Facebook、Instagramのいずれかのアカウントを持っているFastaskモニター会員の20~40代女性300名を対象にWEBアンケート方式で行われた。企業公式アカウントに求めるニーズの年代での違いが表れた。

 

 

フォローのきっかけは年代別に差が見られる

「あなたがもっとも気に入っている企業公式アカウントをフォローしたのは、どんなことがきっかけでしたか」という質問において、一番多かった回答が、「公式サイトを見て」(28.4%)で、次が「検索などでそのアカウントの投稿を目にして」(23.9%)、次いで「キャンペーン応募のため」(16.2%)という結果になっている。

 

年代別に見ると、20代では「検索などでそのアカウントの投稿を目にして」が1位と、アカウントの投稿そのものがフォローのきっかけになることが多い。一方、40代では「公式サイトを見て」が1位となっており、SNSアカウントの存在を公式サイトなどで知ってからフォローすることが多いようだ。30代はその中間にあたり、「検索などでそのアカウントの投稿を目にして」「公式サイトを見て」の割合にあまり差が見られない。

 

これらの調査結果からは、企業公式アカウントに求めるニーズの年代での違いが見られた。大まかには20代ではその企業公式アカウントの「投稿の内容」を重視しており、検索などで投稿を見てフォローすることが多く、目にした瞬間にパッと心を捉えるような投稿内容であることも重要な要素といえる。一方、30代以上では「便利さ」を重視され、SNSをツールとして使っている傾向が強まるため、お得・便利などの「使える」企業公式アカウントが評価される傾向があるようだ。

SNSを上手に活用し、女性に愛される企業公式アカウントとなるには、こうした年代ごとのニーズを踏まえて、フォローすることでユーザーがどんなメリットを得られるかを意識した戦略が求められる。