eMarketerデータによると、アメリカデジタル広告の市場規模は今年16%増加、830億ドル(9.3兆円)となる見込み。そのうち、Facebookのデジタル広告の市場シェアは19.7%まで増加、Googleの市場シェアは40.7%まで減少する見込みで、合わせて6割の市場シェアを占め、市場を牽引している。

ディスプレイ広告(Display advertising)については、FacebookはGoogleを抜いている。ソーシャルメディアのディスプレイ広告は163.3億ドル(1.8兆円)、米国のディスプレイ広告市場のシェアで39%を超えている。そのうち、Instagramは20%のFacebook社の米国でのモバイル営業収益に貢献しており、貢献率は前年比5%増である。eMarketerによると、Facebookのユーザー数とユーザーのアクティビティは広告ビジネスの成長に良い影響を与えている。FacebookはInstagramをはじめ、積極的に新しいビデオコンテンツを開拓していっている。それに対して、TwitterのDisplay advertisingの営業収入の増加が止まっている。今年は4.7%減少する見込みだ。その一方で、ソーシャルメディアSnapchatは爆発的に成長する見込み。2017年営業収入は158%増、7.7億ドル(870億円)となる見込み。2019年22億ドル(2,486億円)に達する見込みである。

モバイル広告について、今年、Snapchatは米国の約580億ドル(6.6兆円)のモバイル広告市場規模のうち、1.3%のシェアを占めている。それに対して、Facebookは25%とGoogleの32%で合わせて57%を占めている。

検索広告について、Googleの検索広告の営業収入は16%増、285.5億ドル(32.2兆円)となり、市場シェアは78%を占めている。

 

※当記事は中国メディア「Techweb」の3/15公開の記事を翻訳・補足したものです。