株式会社ジャストシステムは「モバイル&ソーシャルメディア月次調査(2018年3月度)」を発表。女性の方が男性よりもスマホ経由でインターネットに接続する傾向にあった。また、全体の約25%の人が春をきっかけにSNS利用を見直したことが判明し、メディアに関する評価では、有益さ、面白さにおいてインターネットが最も支持を得た。

 

主要メディアへの接触時間、10代・20代はテレビを上回る

プライベートでスマートフォンを利用している人を対象に、主要メディアへの平均接触時間(仕事上の視聴閲覧は除く)を回答してもらった結果、10代と20代はスマホからのインターネット接続がテレビ視聴時間を上回り、最も多かった。一方で、インターネット接続において、年齢層が高くなるにつれ、スマホよりパソコンから接続する人が多い傾向が見られ、テレビ視聴をすると回答した人も同様に多くなる傾向にあった。

なお、男女別にみると女性の方がスマホからインターネット接続する人が全体的に多く、男性の方が、パソコンから接続する人が多い傾向にあった。

 

春をきっかけに整理/利用停止したSNSトップはTwitter

春をきっかけとしたSNS利用の変化について質問した結果、利用しているSNSの一部を利用停止した(9.1%)、繋がっている個人アカウントを解除、ブロックした(10.2%)、繋がっている企業アカウントを解除、ブロックした(10.4%)、繋がっているタレントなどのアカウントを解除、ブロックした(7.8%)、SNSそのものの利用自体やめた(1.0%)と、回答者の約25.1%の人は、利用しているSNSやそのアカウントの整理を行っていた。

中でも利用停止したSNSを尋ねたところ、Twitterが47.1%でトップであり、次いで、Facebook(43.7%)、LINE(39.1%)であった。

また、最も多く個人/企業アカウントを整理したSNSとして最も回答者多かったのはLINE(47.3%)、次いでTwitter(29.3%)、Facebook(10.2%)であった。

 

最も信頼できるメディアNO.1 はテレビ。面白さ、有益さではインターネットがトップに

最も「信頼できるコンテンツ」が配信されていると感じるメディアを一つ回答してもらったところ、全体では「あてはまるものはない」という回答が最も多く(27.4%)、テレビ(22.2%)、インターネット(21.5%)、新聞(20.7%)が続いた。男女別による傾向はあまり見られず、インターネットに関しても、年齢層による大きな違いは見られなかった。

 

さらに、最も「面白いコンテンツ」、「役に立つコンテンツ」が配信されていると感じるメディアに関しては、双方ともに全ての年代においてインターネットがその他のメディアを引き離してトップであった。両コンテンツともに、テレビは全年代共通して一定の回答数を得ており、SNSは10代〜30代のとりわけ女性の支持が多くみられた。

 

今回の調査結果から、主要なメディアとしてインターネットがテレビを超える傾向が強まっていることがわかる。また、最も信頼できるコンテンツが配信されていると感じるメディアにおいては、トップであるテレビとインターネットの差は小さく、インターネットのメディアとしての信頼度は向上していると考えられる。なお、春をきっかけにSNSのアカウント整理をしていることから、季節や年の節目にはアカウント整理に対する対応が必要だろう。