株式会社フィードフォースは、過去1年間のソーシャルログイン利用状況を発表。また、同社が提供するソーシャルログイン・ID連携ASPサービス「ソーシャルPLUS」を導入したサイトにおいて、過去1年間(2017年2月~2018年2月)のソーシャルログイン回数が1,100万回、利用ユーザー数が370万人を突破した。
過去1年で最もソーシャルログインに利用されたアカウントはYahoo! JAPAN
今回の調査は、ソーシャルPLUSを利用してFacebook・Twitter・LINE・Yahoo! JAPAN・Google+のいずれかのソーシャルログインを実装している全サイトを対象にしたものだ。
この結果、過去1年間でソーシャルログインを利用したユーザーのうち、Yahoo! JAPANのアカウントを利用する割合が32.5%でトップで、LINE(27.1%)、Facebook(20.3%)、Twitter(11.9%)、Google+(8.2%)と続いた。
ソーシャルログインの中でも後発であるLINEログインは実装サイト数も比較的少ない状況である一方、LINEログインを利用するユーザーの割合はYahoo! JAPANに次いで2番目に多く、2016年調査時(11.2%)と比較して2.4倍まで増加している。
また、ソーシャルログインを利用するデバイスは、モバイルが8割を超え、2016年調査時(70.4%)から12.2ポイント増加した。モバイルシフトに伴いソーシャルログインがモバイルで利用される機会が広がっていることがわかる。
利用デバイスで異なるソーシャルログイン利用アカウントの割合
PCにおけるソーシャルログイン利用アカウントの割合はYahoo! JAPANが52.1%と過半数を超えており、全体は2番目に多くログインされたLINEは3.3%と占めた割合は最も低かった。
一方、モバイル利用を対象とした場合は、LINEが32.2%でトップ、Yahoo! JAPAN(28.3%)、Facebook(19.4%)と続き、LINEがYahoo! JAPANを抑えて最も高い割合を占めた。
さらに、直近2ヵ月間(2017年12月~2018年1月)でソーシャルログイン状況を調査した結果、LINEが52.3%で過半数を占め、次いでYahoo! JAPAN(24.3%)、Facebook(10.6%)であった。
LINEは国内の月間アクティブユーザー数が7,300万人を超えており、ソーシャルログインを利用する際も、LINE利用が増加してきている。
今回の調査より、過去1年間の利用トップはYahoo! JAPANであったものの、LINE利用が急速に伸びていることが分かる。ユーザーがLINEログインにより、ユーザーIDとLINEアカウントのID連携ができると同時に企業のLINEアカウントを友達追加することができる。このため、ユーザーに対して個別のアプローチが可能であり、様々なサイトでの実装が進むと共に、多くのユーザーに利用されている。