株式会社いつもは、ネットでの探索行動とAI検索の利用実態に関するアンケート調査を実施した。




調査結果

 

「直近の半年間で、商品を探す際にどのような手段で検索しましたか?」と尋ねたところ、最多は Amazonで65.3%、次いで楽天の54.0%、Google検索の44.4%という結果でモール系が上位にランクインしていた。一方、生成AIは7.0%程度だったが、今後の伸びに注目したい。

 

 

「直近の半年間で、商品を探す際にどのような手段で検索しましたか?」を年齢別でみていくと、Amazonや楽天はどの年代でも半数以上で利用されていることが分かった。その一方、Instagram、TikTok、AI検索は20代の利用が高く60代では10%以下となっていた。

 

 

「直近の半年間で以前より増えた検索手段」について質問すると、1位は「Amazon」、2位は「Google検索」、3位は「楽天市場内検索」だった。一方、「AI検索」の伸び率は5.8%にとどまっていたが、経験率は47.1%と高かったことから、試してはいるが定着していない状況が浮き彫りとなった。

 

 

「今後AI検索を使って商品を探すとしたら、どのような機能や体験があれば使いたい思いますか」と質問したところ、最多は「自分の条件に合った商品を絞り込んでくれる」で47.0%、続いて「複数の通販サイトの価格やレビューを比較・要約してくれる」が45.0%、「クーポン・ポイント・セール情報を加味して一番お得な購入方法を実行してくれるなら使いたい」の35.7%だった。この結果から、自動絞り込み、複数EC横断比較といった便利機能の需要が高いことが分かった。

 

 

まとめ

 

昨今、消費者の商品探索行動は、Instagram、YouTube、TikTokなどのSNS検索が台頭し、マーケティングの多様化・高度化の一途をたどっている。さらに今後は生成AIの普及により、こうした変化はさらに加速することが予想される。一方、ブランド企業にとっては、AI検索を“新たなユーザー接点”として捉え、対応していくことが今後事業課題となると考えられる。

 

 

「株式会社いつも」について

 

株式会社いつもは「日本の未来をECでつくる」をミッションに掲げ、ブランド・メーカーへのEC事業総合支援・D2C及びECプラットフォーム運営を行う会社。「人」と「テクノロジー」を組み合わせ卓越した「ECで売るチカラ」で法人向け・消費者向け双方へのビジネスを展開している。

今後、株式会社いつもでは、AI時代における検索行動の変化に即したナレッジの蓄積と実践を進め、ブランド企業のマーケティング成果のさらなる向上を支援していくとのこと。