越境ECをトータルで支援するZenGroup株式会社は、国内のECサイトが無料で海外に販売・配送対応が可能になる越境EC対応化サービス「ZenLink」の提供を11月20日より開始する。
これにより、国内ECサイトの19言語もの多言語対応、カスタマーサポート、不正決済対応、国際配送など、幅広い対応ができる他、マーケティング分析を行えるダッシュボードの無料提供や、売れる越境ECサイトの構築を可能にする。
ZenLink提供開始の背景
令和4年度 電子商取引に関する市場調査報告書によると、世界の越境EC市場は、2021年の時点で7,850億USドル(115兆円)と推計されているが、2030年までには7兆9,380億USドルの市場規模に達すると予想されている。また、越境EC市場の規模が引き続き拡大することに加え、円安の環境も相まって、日本の商品は海外において更なる需要が見込まれている。
しかし、越境ECを進める上で、多言語入力フォームへの対応、海外決済、不正決済対策、海外物流、および運営ノウハウの不足が、海外販売に対する課題となっており、これらの課題を解決させるべく、ZenLinkのサービス提供を開始するに至った。
ZenLinkについて
「ZenLink」は、海外販売を行いたい全ての事業者に向けて、多言語対応、海外決済、国際配送までを一括で提供する、越境EC対応化サービス。海外の利用者がサイトにアクセスした際、サイト上に海外専用バナーが表示され、利用者は、海外専用バナー上の表示言語を、19言語から選択することができる。決済画面では、クレジットカード、PayPal、銀行振込をはじめ、暗号通貨やローカルなコンビニ払いなど、100種類に及ぶ決済方法を選択することが可能だ。また、海外発送手続きや多言語でのカスタマーサポートなどはZenLink側が行うため、利用者は日本のECサイト上で商品を選定・購入できるようになり、一方、日本のECサイト事業者は商品登録の手間を軽減し、より簡単に海外対応が可能となる。
さらに、ZenLinkは初期費用、月額費用、決済手数料といった固定費がかからず、ダッシュボードも無料で販売手数料10%のみで利用できる。ZenLinkは越境EC化だけを行うのではなく、しっかりと販売実績が上がる越境ECサイト化をサポートしていくとのこと。