AnyMind Group株式会社が提供する物流管理プラットフォーム「AnyLogi」は、海外配送に必要な送り状・インボイス発行、集荷手配が自動でできる新機能「海外配送自動化」を提供開始する。

これにより、AnyLogiが自動連携できるShopifyやShopeeなどのECカートやモールより配送先情報を取得し、配送時間と料金の観点で最適な配送会社を複数候補の提案だけでなく、配送会社の送り状とインボイスを発行し、管理画面上で集荷手配を行うことが可能となる。


海外配送自動化機能を提供開始の背景



現在、世界の越境市場は右肩上がりに成長を続けており、ZION Market Researchの調査によると、2027年には約4兆4,195億USドルにまで拡大する見込みとなっている。さらに、経産省が調査した電子商取引に関する市場調査では、特に日本商品の人気は高く、米国や中国の消費者から高い評価を得ている。


しかしその一方で、越境EC物流においては、国や商材によって最適な配送会社を見つけることや、配送料金と時間をタイムリーに知ることが難しく、返品対応にも複数のプロセスを経る必要があるという課題があった。特に返品においては、集荷手配が難しく、発送された商品の追跡や到着確認に時間を要し、非常に複雑なプロセスとなっている。そこでAnyMind Groupは、海外進出や新規販売ルート開拓を目指すブランド企業や小売企業、越境EC物流の配送代行サービスを提供している物流事業者向けに、AnyMind Groupの豊富な知見やプラットフォーム機能の強みを生かし、新機能「海外配送自動化」を提供することに至った。



新機能の詳細

 
世界中のさまざまな配送キャリアとシステム連携することにより、配送サービスの配送プランを到着予想日と配送料の観点で比較し、最も効率的な配送手法を選択できる。また、これまでは、各配送会社のウェブサイトや電話で集荷依頼をする必要があったが、AnyLogiの管理画面上から、複数の配送サービスに対して集荷を依頼できるようになる。さらに、既存の倉庫を利用しながら、ソフトウェアだけを使用することや、提携倉庫の利用することも可能だ。そして将来的には、海外消費者からの返品リクエストに応じて、現地消費者の自宅までの集荷手配と着払い対応の実装も予定している。


今後もAnyMind Groupは、日本の素敵な商品を海外に届けることを目指していくとのこと。