eコマースブランドとAmazon小売業者を買収するドイツのeコマーススタートアップBerlin Brands Group(BBG)にとって、2021年は、良い1年となるだろう。2020年、 同グループの売上高は54%増の3億3,500万ユーロ(4億ドル)。その利益は約5,000万ドルとなった。

 

BBGは現在、合計14のeコマースブランドの3,000点以上の商品を販売している。中でも最大のブランドは、ドイツのキッチン家電ブランドKlarsteinだ。同社は、BBGの売上高の50%以上を占めている。

 

340万点の商品が全世界で出荷

2020年、BBGは340万点の商品を出荷し、合計260万点の商品を出荷した2019年から30%増となった。2020年には世界中に約280万人の顧客を抱え、そのオンラインショッピングの平均購入額は前年比18%増とのこと。

 

「2020年、Berlin Brands Groupの顧客が280万人に」

 

「現在、100人のチームがデータ、デザイン、エンジニアリングのツールボックスを使って、新製品を迅速に開発している。その中には、デザイナー、エンジニア、IoT開発者も含まれる」と語るのは、創設者でCEOのPeter Chaljawski氏。

 

オーガニック成長と買収による成長

BBGは、2021年もさらなる国際的成長を達成する計画だという。自社ブランドの品揃えを拡大することでオーガニックな成長を遂げるだけではなく、さらなる買収も行い、ノンオーガニック成長も計画している。

 

2020年12月末から、BBGは、同グループのポートフォリオに合うeコマースブランドを買収している。

 

2022年半ばまでにブランド買収に2億5,000万ユーロを投資

同社は、2022年半ばまでにeコマースブランドやAmazonの小売業者の買収に、総額2億5,000万ユーロの投資を予定している。

 

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の3/5公開の記事を翻訳・補足したものです。