株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用し17歳~69歳の男女1,100名を対象に実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年4月度)』の結果を発表した。その一部を紹介する。

 

Eコマースの利用経験がある人のうち、玄関などに商品を置いてもらい、非対面での商品の受け取りができる置き配を「知っており、他の人にも説明できる」人が38.5%、「知っているが、説明できるほどではない」人が42.3%となり、知っている人は、80.8%となった。

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そのうち、「利用したことがある」人は29.6%だった。

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置き配で受け取る商品のジャンルは、1位が「日用雑貨・消耗品」、2位が「書籍・DVD」、3位が「ファッション」となった。

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逆に、置き配を利用したくない商品ジャンルは、1位が「食品・食材」、2位が「出前」、3位が「家電・カメラ・AV機器」となり、衛生面が考慮される食料品や破損のリスクがある機械などの商品は置き配を利用したくない傾向にあるといえるだろう。

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置き配利用経験者のうち6割以上が新型コロナウイルスの流行によって、置き配の利用が増えたと答えた。置き配は玄関などに商品を置いてもらうため、非対面で商品を受け取ることができる。そのため、感染リスクを減らすことが求められるwithコロナにより、置き配の利用が増加している。

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また、QR・バーコード決済を、スマートフォンユーザーの6割以上が利用していた。昨年と比べて約1.8倍、特に「頻繁に利用している」人は約2倍となり、QR・バーコード決済が浸透してきていることがわかる。

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今回の調査により、置き配の認知率は、EC利用経験者の8割を超え、約3割に利用経験があることがわかった。また、商品ジャンルによって置き配の利用可否が分かれ、食料品や機械類は置き配を利用したくないという声が多く上がった。コロナ禍が置き配の浸透の追い風となり、今後も浸透していくとみられる。