急成長を続けるギリシャの食料品小売業者e-Freshは、2018年に大きな成功を収めた。同社は2019年1月16日、2018年の売上が93%増加したことを発表。さらに顧客リピート率は88%を達成し、顧客数は94%増加したという。
e-Freshは、顧客数と売上高についての素晴らしい結果を達成しただけでなく、機械学習技術全体を拡張。従業員数は150人にまで増加した。
フルフィルメントセンターにおけるAIとロボットテクノロジーの活用
e-Freshは、AI(人工知能)を駆使して、わずか4分間でフルフィルメント業務を完了させている。また、フルフィルメントセンターの自動化とロボットテクノロジーの活用により、発注から3時間以内の配達を保証している。
e-Freshは過去3年間で、ギリシャにおける25万件以上のオンライン食料品注文を配達。同社は「現在、既存の技術革新に投資して成長を維持することを目指している」と発表した。
「テクノロジー企業には、eコマース業界における世界的なチャンスが訪れている。それは、AIやeコマースの自動化などを活かす新たな用途を見出すことだ」とe-Fresh のCEO、Zina Mavroeidi氏は語った。「我々は、すでに国内市場における技術革新を達成した。今後においては、消費者の購買パターンが進化を続ける”世界市場”をターゲットとする予定だ」と同氏。「今後5年間で、パーソナライゼーションとAIを駆使し、さらなる積極的な成長と、リピート顧客率向上を目指している」と続けた。
18,000のプロダクト・ライン
現在、e-Freshは新鮮な果物や野菜を含む18,000のプロダクト・ラインを提供している。 同社の登録ユーザー数は6万人以上。ギリシャのeコマース協会により、e-Freshはギリシャで最も評価の高いオンラインスーパーマーケットに選ばれている。
※当記事は英国メディア「E-Commerce News Europe」の1/17公開の記事を翻訳・補足したものです。