独ハイテク企業Aluvation社の自動食料品ショッピングシステム「LateBird」は、Amazonの”レジ無し食料品店”Amazon Goの競争相手になり得る発明になるかもしれない。LateBirdはこのサービスを「自律型デジタル4.0(ドイツの第4次産業革命)食品ショッピングシステム」と呼ぶが、「冷凍食品や飲み物、果物、野菜など数百の商品グループを有する可搬型コンテナモジュール」と説明したほうがいいかもしれない。

ドイツでは食料品店の多くがオンライン販売での成功の手掛かりを見つけようと苦労しているが、LateBirdはその解決策を手に入れようとしている最新のプレイヤーだ。AluvationのマネージングパートナーMarkus Belte氏は、この発明を「ドイツにおけるAmazon Goのライバル」だと考えている

 

店員不要

LateBirdのシステムでは、店内でタッチスクリーンかアプリを利用することでショッピングバスケットに商品を入れることができる。消費者が商品を入れ終えると、システムによってサイズや重さ別に分類され、3種類の容器で商品が出てくる。この過程に店員は不要で、必要なのは商品を補充するスタッフだけだ。消費者が希望する商品の在庫が無い場合、在庫を有する最も近い他のコンテナへ消費者を案内するという。

 

移動可能なLateBird

「購入用のバーコードをアプリ経由で簡単に転送できるので、購入者以外の人が代わりに商品を集荷することもできる」と、Belte氏はドイツのビジネス誌Manager Magazinに語る。さらにLateBirdは、脆弱な地域にも、交通量の多い場所にも、双方に適している構造とのこと。また「ある場所で十分な利益が上がらないと判明した場合、簡単に他の場所へコンテナを移動することもできる」ということだ。

 

※当記事は欧州メディアEcommerce Newsの3/27公開の記事を翻訳・補足したものです。