米国、フィリピン、マレーシア、インドなど多くの国々では既に宅配サービスを開始しているMcDonald’sだが、まだ宅配サービスを提供していなかった英McDonald’sも2017年6月、43年前の同国進出以降初めてとなる英国内での宅配サービスを導入する。

英McDonald’sの宅配サービスは、McDelivery(McDonald’sが展開する宅配サービス)と同じであるが、広く普及しているオンライン配車サービス会社Uber社のフードデリバリー部門UberEatsとの提携によって実現。 McDonald’sはまず、ロンドンやリーズ、ノッティンガム周辺の数店舗において試験的にサービスを開始する。 正確には、ロンドン全域で22店舗、ノッティンガムで7店舗、リーズで3店舗での試験運用だ。

対象店舗から1.5マイル以内に住む顧客は、McDonald’sのメニューから宅配サービスを利用した注文が可能。 サービスは午前7時から翌午前2時まで利用できるので、ほぼ一日中 McDonald’s のメニューを楽しむことができる。Uber社は注文した額にかかわらず、各顧客に2.50ポンドを請求する。

McDonald’sの広報担当者は、「弊社が英国での宅配サービス開始を検討してきたことは周知の事実だった。この度UberEatsとの提携により、2017年6月中にリーズ、ロンドン、ノッティンガムの32店舗における1.5マイル内の宅配サービスを開始することを正式に発表できたことは、大変嬉しい。初期段階である現在は店舗スタッフが宅配サービスの新プロセスを習得する期間。弊社は今後数週間から数か月をかけ、宅配サービスプロセスが正しく機能しているかを検証し、機能していない部分を改善していく」と語った。

 

<参考>

【米国】McDonald’s、モバイル注文サービスを軸とした成長戦略へ

 

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の6/22公開の記事を翻訳・補足したものです。