フランスのeコマースは、今年の9ヶ月間で740億ユーロの売上を達成した。フランスのeコマース協会Fevadは、ブラックフライデー(米国の感謝祭である11月の第4木曜日の翌日。大規模なセールが行われる。)とサイバーマンデー(ブラックフライデーの次の月曜日。ブラックフライデーに続くセールが行われる。)効果もあり、消費者支出は、最終四半期に200億ユーロに達すると考えている。これは、フランスのeコマースが今年1,000億ユーロ(約12兆円)を超えることを意味する。
ブラックフライデーの前日、フランスのeコマース協会Fevadは、第3四半期におけるオンライン販売の指標の結果と年末の予測を発表した。同協会は、フランスのオンライン消費者が、最終四半期には、200億ユーロ以上を支出し、その多くは当然、クリスマス直前のブラックフライデー、サイバーマンデーに消費されると考えている。
第3四半期のeコマースは前年同期比で10.8%増加
フランスのeコマース全体での売上は、第3四半期に対前年比で10.8%増加した。第3四半期のフランスのeコマース規模は合計で246億ユーロに。この期間に計4億2,600万件の取引が行われており、これは前年の同期間と比較して14.2%の増加である。
ブラックフライデーの週末に17億ユーロの売上
Fevadによると、クリスマスの買い物は、ほとんどがブラックフライデー(11月29日)からサイバーマンデー(12月2日)までの間に行われる。この4日間で、オンライン売上は17億ユーロに達する可能性があるだろう。さらに購入者数と購入頻度の増加により、フランスのeコマースは、今年の最終四半期は200億ユーロを超える売上をあげる可能性がある。
フランスのeコマースウェブサイト数、19万1,700件
Fevadは、今年の始めから、フランスのeコマースウェブサイトの件数が急速に増加していることについても発表。オンラインショップ数は昨年より16%増加し、フランスには現在19万1,700のeコマースウェブサイトが存在しているという。これらの数字には、従来型の店舗ビジネスに加えてオンラインストアを立ち上げているショップを含む。
※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の11/21公開の記事を翻訳・補足したものです。