株式会社ベクトルはファッションEC業界1位のZOZOやメルカリに対抗する「第2グループ」の確立を目指し、アパレルメーカーやリユース業者、商社、ショッピングモール、セレクトショップなどを集め「日本ファッションECリユース連合会」を結成した。
アパレル企業、リユース業者双方に対する支援を実施する「1.5次流通プラットフォーマー」を目指すベクトル
一次流通を手掛けるアパレル企業に対しては、企業のブランド公認「買取サービス」「販売サービス」を構築・運営することで、アパレル企業のリユース市場参入をトータルでサポートする。インフラ整備なくリユース市場に参入でき、自社で循環式のファッションEC事業を構築することが可能だ。また、自社の商品を顧客から買収し、新品より安価な価格で公認の中古品を販売することにより、新規顧客の囲い込みを図ることが期待できる。
一方、リユース業者に対しては流通プラットフォームを提供することで仕入から販売までをトータルサポートしていく。具体的には、ベクトルが提携企業から買収した商品を卸したり、同社によるマルチチャネル出品システムの提供に加え、在庫管理や入金管理はもちろん、お問い合わせ対応や物流などバックヤード作業も一括して引き受ける。
「ゴミバコのないセカイへ」を企業理念とするベクトル。15年以上にわたり培ってきたリユースの買収・販売に関するノウハウを提供、企業のリユース事業を支援することで、リユース業界No.1のプラットフォーマーを目指していくという。