LINE株式会社は、LINEアプリ上から手軽にデリバリーサービスを利用できるLINEデリマを7月26日より開始した。

LINEデリマでは、「今すぐどこからでも」というコンセプトのもと、全国14,000店舗から様々なジャンルのフードメニューをLINEアプリ上から注文ができる。また、LINEアプリの公式アカウント上ではチャット形式でお店探しができ、LINEデリマから注文すると、金額に応じてLINEポイントが貯まったり、貯まったポイントを使うことも可能だ。

 

新たなアプリをインストールすることなく利用できる

LINEデリマを利用する際、新たなアプリをインストールせずともLINEアプリ内から直接利用できる。取扱店舗は全国14,000店舗で、利用可能な店舗の検索にはフードのジャンル、現在地や登録住所からの検索に加え、呼び出される店舗数は限られるものの、公式アカウントとのチャットによる検索が可能だ。また、トップページには30分以内でお届け可能なお店や、おすすめのお店がまとめられて紹介されている。お届け先については、自宅だけでなく、職場、外出先のホテルを設定することもできる。

 

LINEポイントが貯まる

LINEデリマから注文すると、カクヤスを除くすべての店舗において注文金額に応じたLINEポイントを受け取ることができる。貯まったポイントは、1ポイント1円として出前注文の際に使うことができたり、LINE Pay やLINEポイントとの交換が可能だ。なお、決済時のポイント利用可否は店舗によって異なるため注意したい。

 

LINEは、2016年7月より夢の街創造委員会株式会社が運営する出前館と業務提携を行い、LINE公式アカウント上から注文できる出前館 on LINEを展開していたが、今回のLINEデリマの開始によって、LINEアプリから直接デリバリーの注文が可能となった。LINEをユーザーと人・情報・サービス・企業などを繋げる入り口としようと掲げる「スマートポータル戦略」を一歩進めたといえるだろう。

 

<参考>

【世界】UberEATS等、フード宅配アプリの市場調査と今後の展開