【米国】Amazon、レストランデリバリー事業に参戦 - SeamlessやPostmatesの競合に | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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2017/03/16

【米国】Amazon、レストランデリバリー事業に参戦 - SeamlessやPostmatesの競合に

米大手EC企業Amazonは自社のモバイルアプリのアップデートで、スマートフォンから食品のデリバリーができる機能を追加。またもや小売業界の新たな舞台で競争に乗り出した。

このサービスは、オンラインフードデリバリーのSeamlessPostmates等の他のモバイルサービスと同様の機能を持つもの。Amazonは、小売業の考えられる全てのサービスに対して事業範囲を拡張していくつもりのようだ。

Amazon RestaurantのGM、Gus Lopez氏は、「ラスベガスはエンターテイメントと飲食のメッカ。カジノで遊んだり踊ったりした後に、例えば美味しい料理を食べたい、もしくは静かに簡単な食事を済ませたいとき、Amazon Restaurantsなら早くて便利なフードデリバリーを一時間以内に提供する」と話す。

 

レストランデリバリー

Amazonは創業当時から、業界を混乱させ、大手企業の地位を脅かすほどの(インパクトのある)ことを優先してきた。創業後は、オンライン小売業、ミュージックストリーミング、テレビ番組制作やその他多くの事業をほぼ毎日立ち上げているかのようである。Amazon Restaurantsデリバリーサービスは、和やかだった業界をまた困惑させることになる。今回の直接的な競争相手はPostmatesやSeamlessなどだ。

 

現在このモバイルアプリはテスト段階。試験運用はラスベガスで行われており、それが成功し次第、このサービスを拡張していくようだ。アプリの機能に関しては、メニューの参照、注文、注文の追跡、デリバリードライバーの場所のトラッキングなど、あらゆるサービスを含む。Amazon社がこのような試験プロジェクトに多額の出資ができることを考えても、これが充実したサービスになることは不思議ではない。同社は一時間以内のデリバリーを保証しており、他社にとっては手強い競争相手となりそうだ。

 

競争力の高さ

Amazon社のアプリが提携する飲食店は、ラスベガスにあるチェーン店、個人経営店問わないバラエティー豊かなラインアップ。アプリの機能が拡張すれば、更に膨大な数の飲食店が参加していくだろう。Amazonはより有利な立場を確立し、競争相手は苦戦を強いられそうだ。同社はスマートフォンの商業利用に力を入れており、モバイルペイメントの分野の競争にも乗り出している。(続きを読む

 

 

しかしAmazonもいつも一人勝ちというわけではない。最近で言うと、Walmartが2日間配送サービスを開始し、Amazonに圧力をかけている(続きを読む)。Amazonアプリにレストランデリバリーの新機能が追加され、サービスが拡張していけば、ライバル企業はAmazonに対抗する新しい戦略を考える必要があるだろう。

「我々はAmazon Restaurantsサービスに参加する事を楽しみにしています。Amazonはオンラインショッピングとスピーディーなデリバリーの分野では最強で、とても信頼している」とハワイアン寿司レストラン店Island Sushi & Grillのセールス・マーケティングマネージャーのDaniel Fong氏は言う。「Amazonのプラットフォームはすばらしいユーザー体験を提供する。我々もこのような業界一の企業との関係を大切にしたていきたい」。

 

※当記事は米国メディア「Mobile Marketing Watch」の2/22公開の記事を翻訳、補足したものです。