2018年、スペインの国営郵便サービスCorreosは1億600万個以上の小包を配達し、前年に扱った総荷物数の61%増を記録した。

この数字は、Correosが月平均900万の荷物を扱ったことを示している。Correosによると、小包配送の大幅な増加はスペインにおけるeコマース急成長の結果であるとのこと。スペインのオンライン小売産業は、この3年間で年20%増の成長を見せている。

 

近年における物流への最大限の取り組み

Correosによると、昨年の数字は史上最高であり、特に2018年第4四半期は「近年最大の物流への取り組み」を実行することに成功したという。たとえば11月中には、1,050万個の小包を配達し、12月にはその個数は更に1,320万に増加した。

2018年末の2か月間に行った約2,400万件という発送件数は、前年同時期と比較して22%以上の増加を記録。同時期、グループ会社のCorreos Expressは、合計1,050万の小包を配達している。

Correosが扱った荷物のうち78.3%は国内向けで、20.12%が主に中国、日本、ヨーロッパおよび米国からの輸入、1.54%がヨーロッパやアジアの市場への輸出向け配送であった。

 

スペインでのeコマースの成長の結果

Correosによると、昨年のこうした記録的な数字は、スペインのeコマースがこの2年で急激な成長を見せたことが直接影響しているという。市場競争委員会の調査によると、スペインのオンライン買い物客の49%が、CorreosおよびCorreos Expressを利用して荷物を受け取っているという。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の1/10公開の記事を翻訳・補足したものです。