中国大手のEC&小売インフラカンパニーである京東集団は2018年11月19日、2018年度第3四半期の業績を発表。

2018年度第3四半期の売上高は、1,048億人民元(約1兆7,000億円)に達し、前年同期比25.1%増と過去最高を記録した。その内、EC事業の売上高は109億人民元(約1,760億円)で前年同期比49.4%増であった。また、営業利益率は2.2%と単期最高利益レベルにほぼ等しい結果であった。

さらに、技術研究開発投資は急速に増加して34.5億元(約558億円)と前年同期比96%増加し、京東が中国全土で運営する大型倉庫は550棟、総面積約1190万平米となった。(2018年9月30日時点)

第3四半期の業績は堅調に推移した京東。11日の「独立の日」セールでは、約3兆円近くの注文額を達成し、自動化設備を搭載した自社倉庫では70万件もの配送物を処理している。さらに、9月に同社の有料会員プログラムの会員数が1,000万人を突破した際には、「若く高学歴な顧客層」を抱えていることを明らかにした。今期の売上高はほぼ第2四半期の予測どおりであり、2018年第4四半期の売上高は、130億人民元(約2兆1,000億円)から135億人民元(約2兆1,800億円)で、前年第4四半期と比較して18%~23%の増加率を予測している。

 

<参考>

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