JD.comを運営する大手EC&インフラカンパニー京東集団は2018年8月16日、2018年度第2四半期の業績を発表。売上高は1,223億人民元(約1兆9,568億円)に達し、同期比31.2%増と過去最高を記録。その内サービス事業の売上高は118億人民元(約1,888億円)で同期比51.0%と急拡大した。
JD.comではハイグレード顧客からの評価を勝ち取る
京東集団は安定した収益力を維持し、非米国会計基準(Non-GAAP)に基づく一般株主に帰属する持続的経営業務の純利益は4,781億人民元(約76億496万円)で9四半期連続での黒字化だ。
JD.comでは第2四半期の営業利益率は1.1%で前年同期より0.3%増加と顕著な伸長をみせた。また、高級な商品群の拡大と特別な購入体験の拡張により、ハイグレード顧客からの評価を勝ち取ったとして、2018年6月30日の時点で過去12か月間のアクティブユーザー数は3,138憶(昨年同期比21.5%増)に達している。
なお、同社が技術開発のために投入した資金は27.31億人民元(約444,96億円)で同期比79.8%と大幅に増加した。
中国でのEC領域における物流システムのアドバンテージを高めることに注力している京東集団。2018年6月30日の時点で全国で521の大型倉庫を運営し、総面積は1,160万平米にも達する。CEOの劉強東氏は「技術革を引き続き進め、我々のパートナーが自身の実力を高め、効率を改善できるようお手伝いしていきたいと考えています。」とコメント。
なお、2018年度第3四半期の売上は1045憶人民元(約1兆6,720億円)から1090億人民元(約1兆7,440億円)で昨年同期比増加率は25%~30%と予測している。