新しい画像検索機能は、撮影した商品やバーコードの写真から、Amazonでのその商品の購入を可能にする

スマートフォン向け写真共有アプリSnapchatは、Amazonと提携した新しい画像検索ツールをテスト中だという。その新機能は、Snapchatカメラで撮影した商品やバーコード画像を長押しすれば、Amazonの商品ページにて詳細を確認、購入できるというもの。

 

小売マーケターがこの情報に注目すべき理由

今回のAmazonとの新たな提携により、SnapchatはAmazonで商品を販売する小売業者に対し、一切の追加業務なしに、全く新しいeコマースチャネルを提供できるようになる。Snapchatの画像検索ツールが製品、またはバーコードを識別することができれば、最小限のクリック数で購入手続きが完了するのだ。

Snapchatはニュースブログで、「Snapchatカメラを実際の商品やバーコードに向けてカメラの画面を長押しするだけで、簡単に使い始めることができる」と記した。

アプリが撮影した画像から製品やバーコードを特定できると、Amazon内の関連商品ページを提示する“Amazonカード”が表示され、Amazonアプリ、またはモバイルサイトで該当ページを開くことができる。

 

その他Snapchatのeコマース関連の取り組み

・Snapchatアプリ経由で発生したAmazonの売り上げから、利益分配を得るかどうかについて、Snapchatは財務的な詳細は公表しなかった。

・Amazonにアタッチされている画像検索ツールは現在テスト中であり、この機能がリリースされるタイミングは遅いだろうと言われている。

・Snapchatは、Shoppable ARレンズからDiscover Partners向けの新しいeコマースオプションに至るまで、今年新たに数々のeコマース向けの取り組みを開始した。

・この画像検索機能におけるAmazonとの提携は、Snapchatが、InstagramとPinterestに対抗し、今後さらにeコマースに注力していくことを示している。InstagramとPinterestの両者は、ソーシャルプラットフォーム上に形成されているeコマースエコシステムに参入している。

 

※当記事は米国メディア「Marketing Land」の9/24公開の記事を翻訳・補足したものです。