Amazonが新たなメッセージングアプリ「Anytime」を開発中であることがわかった。多くのSNSと同様、Anytimeはチャット、音声通話機、ビデオ通話の機能に重点を置くようだ。また、ゲームや音楽をグループで共有できる機能、Amazonで商品の注文を行える機能もあるなど、Amazonならではのサービスも盛り込む。

 

Amazonが開発中のAnytimeは新たなSNSとなるか

Anytimeは他のメッセージングアプリと同様、メッセージチャットや音声通話、ビデオ通話に重点を置く可能性が高く、WhatsAppFacebook Messengerなどと競合することになりそうだ。

また、写真の共有、メンション(@付きのコメント)機能、写真やビデオのフィルター、友達検索、企業やお店へのお問い合わせ機能も搭載する見込み。Anytimeはゲームや音楽、食べ物の注文などをグループで共有して行えるサービスも開発するという。

また、Anytimeはチャットを非公開にし、重要なメッセージを暗号化するオプションも追加する。このアプリによって、ユーザーが予約をとったり、商品の注文を行うことを考えると、この暗号化機能は特に重要になるだろう。

 

他のSNSとの連動も視野に入れている

また、Anytimeではユーザーが電話番号を使わずに、名前だけを使って友達を検索することができる。Anytimeのアプリを他のSNSと連動させることによって、この機能を実現すると見られる。

 

Amazonはメッセージングサービスに力を入れ始めている

Amazonがメッセージングサービスに足を踏み入れたのは今回が初めてではない。今年のはじめ、AmazonはChimeというビジネス向けの電話・ビデオ会議プラットフォームを開発。また、5月にはスピーカー型音声アシスタントEchoEcho Dotデバイスへの音声通話とテキストメッセージ、ビデオ通話機能も備えたEcho Showの導入も開始した。

 

新たなSNSとしてAnytimeが実際にリリースされれば、Amazonはメッセージングサービスでも大きな影響力を持つことが予想される。チャット、音声通話、ビデオ通話といった通常のSNSとしての機能だけではなく、Amazonのショッピングや他の機能を使えるようになれば、唯一無二のSNSとして成長が見込まれるだろう。

 

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の7/17公開の記事、米国メディア「AFTV News」の7/13公開の記事を翻訳・補足したものです。