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物流・決済・業務
2018/07/19

楽天がワンデリバリー構想の実現に向けた取り組みを本格化

楽天株式会社は包括的な物流サービスを提供するワンデリバリー構想の実現に向けた取り組みを本格化させることを発表。楽天スーパーロジスティクスの拠点拡大やRakuten-EXPRESSの配送エリア拡大のみならず、外部企業との連携に連携により物流機能を拡充することで、楽天市場出店店舗の安定した運営に寄与することを図る。

物流に関する社会問題化に伴う規制や値上がりの影響から、EC店舗は安定した店舗運営やユーザーへ質の高い配送サービスの提供が困難な状況にある。このような背景から、ワンデリバリー構想では、楽天市場の出店店舗を対象に商品の保管から配送までの包括的な物流サービスをさらに加速させることで安定したEC店舗運営に寄与し、お客様満足度の向上を目指している。

 

「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターの拡大

楽天スーパーロジスティクスは、楽天市場の出店店舗の商品の保管から出荷までを楽天が一括で担う総合物流サービスだ。既存の物流センター(千葉県市川市、兵庫県川西市)に加え、千葉県流山市と大阪府枚方市に新拠点の開設を計画している。なお、新拠点には日本GLP株式会社の開発する大型物流施設「GLP流山Ⅱ」、「GLP枚方Ⅲ」の一部を賃借する契約を締結する予定だ。

 

<参考>

【2018年保存版】EC物流の巨大拠点、物流センターの延べ床面積まとめ

 

流山の新施設は、延べ床面積約2.9万坪で常磐自動車道「流山IC」より約1km、外観自動車道・首都高速自動車道経由で首都圏へ直結し、幹線道路である国道16号まで約6kmという立地から、首都圏広域をカバーする拠点として2018年内に稼働開始する見通しを立てている。

 

また、枚方の新施設は京都と大阪の交通を結ぶ要衝地に位置し、国道1号線が近くにあることから、京都・大阪地域のゲートウェイ機能を持つ内陸型物流拠点として2019年の稼働開始を目指す。

 

 

Rakuten-EXPRESSの配送エリア拡大と外部と連携でEC物流の健全化を目指す

2016年11月より楽天ブックスの商品を対象に東京都内8区から試験運用を開始したRakuten-EXPRESS。現在は楽天市場において日用品のECサービスを提供するRakuten Directの商品にも対象を拡大し、東京23区で商品の配送をしている。今後は順次配送エリアを拡大、年内には関西主要都市において配送サービスを開始する予定だ。

また、楽天は外部の関連企業と連携することで荷主への集積サービスや物流拠点間の幹線輸送など様々な物流機能を拡充する。具体的には、楽天が大型物流センターを運営し、荷量集めや方面別仕分けを行うことで、宅配会社とのワークシェアリングを促進する。さらに、2018円6月には玄関前やガスメーターなど住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」を開始しており、ユーザーの不在時にも事前に指定された場所に荷物を届けることが可能となった。今後は楽天市場アプリを活用した宅配の事前通知機能の導入などユーザーにとってさらに便利な配送サービス実現を目指す。