Googleは、フランスのスーパーマーケットチェーンCarrefourとオンライン食料品販売における業務提携を発表。2019年までにフランスでは、家庭向けスマートスピーカーGoogle Homeや会話型AIのGoogle Assistant、商品価格検索サービスGoogle ShoppingなどGoogleのプラットフォーム経由で、Carrefourの商品を購入できるようになる。

Carrefourによると、「Googleにとってフランスにおける食料品販売サービスで提携した最初の小売業者がCarrefourである」とのこと。HomeやAssistant、Google Shoppingのウェブサイトから注文し、商品は自宅、または店舗での引き取りが可能だ。

 

Carrefourは、ヨーロッパの食料品eコマースにおけるGoogleの最初のパートナーに

CEOのAlexandre Bompard氏は、「今回の提携によって、Carrefourは、ヨーロッパの食料品eコマースにおけるGoogleの最初のパートナーとなり、両社結びつきは強固なものとなるだろう。また、Carrefour 2022計画で同社が描くストーリーにおける重要な一歩でもある」と語った。さらに「今回の提携は、Carrefourのデジタル進化を加速し、顧客に提供したいと考えるオムニチャネルアプローチを展開するのに有利なスタートを切ることを可能にする」とも。

 

オンライン食料品販売にとどまらないパートナーシップ

提携の一環として、Carrefourはフランス・パリにイノベーションラボを設立。CarrefourのエンジニアがGoogle Cloud AIの専門家と協力し、新しい消費者体験を作り出そうとしている。同社はGoogle Cloudのサポートを受けて、さらにデジタル分野における変化を遂げるだろう。Google CloudのG Suite(クラウド型のビジネス向けグループウェア)の生産性向上とコラボレーションソリューションを、16万人以上のCarrefourの従業員を対象に導入する。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News」の6/11公開の記事を翻訳・補足したものです。