Eコマースで利益をあげる国トップ10のうち7か国はヨーロッパの国である。ルクセンブルクは3年連続で国連貿易開発会議(UNCTAD)による、オンラインショッピング推進能力ランキングで1位を占めている。その他スイスとノルウェーでトップ3を占めた。

国連貿易開発会議(UNCTAD)は2015年より、インターネット使用データや安全なサーバー、金融口座の使用、郵便配達の信頼性を表すインデックスを公表。このランキング(pdf)はBtoC(企業対消費者間)におけるEコマースを支援する国別の能力を示すことを目指している。

2017年、トップ10はヨーロッパの7か国で構成されている。唯一、韓国と日本、ニュージーランドだけがヨーロッパ勢に食い込んだ。

始めの2項目を見るだけでもわかるように、ルクセンブルクが全体の1位にランクイン。ルクセンブルクはインターネットを利用する個人のシェアで最高得点をたたき出している。また、100万人あたりの安全なインターネットの数に関しても、最高レベル国だ。

 

スイス、英国、ドイツの著しい向上

UNCTADは「経済大国上位10か国のうち6か国は、インターネットショッピングの割合が最も高い国ランキング上位10か国にも同様にランクインしている」と説明。「これはインデックスとオンラインショッピングの関連性を示唆している」とも。また、スイスは8位から2位へ、また英国は10位から6位へ、更にドイツは14位から9位へのランクアップも顕著である。さらに「これらの進歩は、郵便の信頼性の向上によるところが大きい」と分析した。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News europe」の10/9公開の記事を翻訳・補足したものです。