西ヨーロッパの400億ユーロにのぼるファッションオンライン売上の実に18%を占めるZalandoOtto、そしてAmazon。今のところ独通販大手Ottoが売上の先頭を走り、その後ろを同じくドイツのベルリンを拠点とするファッション通販サイトのZalandoが追いかけている。しかし、ここのところ米国発Amazonの勢いが止まらない。前述の2社を抜いて、西ヨーロッパでの売上ナンバーワンになる日も近いかもしれない。

アメリカの大手総合情報サービス会社のBloombergの記事でも、Amazonの西ヨーロッパでの台頭を取り上げる。Amazonは現在西ヨーロッパで5.7%の売上を占めており、有名なモデルや社交界の著名人、有名ブランドと次々と契約を結んでいる。トップを走っていたはずのOttoは、2011年には市場の10%の売上を占めていたが今や6.2%に減少しており、一方で売上を伸ばしているドイツのZalandoとAmazonが今後の西ヨーロッパ市場を牽引しようと競い合っている。

 

Zalandoの反撃

一つ言えるのは、どれだけAmazonが急速に売上を拡大していようともZalandoはトップ争いを諦めるつもりはないということ。同社はパリに倉庫を建設しており、これによりフランス国内への配送を1-2日以内に短縮することが可能になる。またZalando初の流通センターをポーランドに建設中で、ここからはヨーロッパ全土への配送を行うことになり取扱商品数も20万に増やす予定だ。

 

現在この市場ではZalandoがAmazonより優位に立っているように思われる。2社ともドイツでは取扱ブランド数がほぼ同数であるが、イギリスではZalandoが国内トップ20に入る人気ブランドのうち9ブランドと契約しているのに対し、Amazonは4ブランド。リサーチ会社のSanford C. Bernstein社によると、Amazonがヨーロッパで販売する衣料品の多くは「季節外れでセール品」とのこと。また、英Amazonと独Amazonで取り扱うLevi’s製品の約60%が生産を終了しているのに対し、Zalandoではそうしたアイテムの取扱率はわずか14%だ。

 

※当記事は欧州地域向けメディア「Ecomerce News」の12/23公開の記事を翻訳・補足したものです。