MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、予備調査では18歳~69歳の男女5,000人、本調査ではデジタルギフトを贈った経験がある433人を対象に2023年12月26日~2024年1月5日の期間で「デジタルギフトに関する調査」を実施した。




調査結果

 

18歳~69歳の男女5,000人を対象に、デジタルギフトの認知~利用状況を聞いたところ、認知(「利用したことがある」~「聞いたことはあるが、サービス内容は知らない」の合計)は61.6%と半数以上だったものの、利用経験は26.5%にとどまった。これを性年代別で見ると、認知は女性60代が67.9%と最も多く、次いで男性10代が66.2%、女性50代が65.8%と女性の50代以上で認知度が高かった。一方、利用経験は、男性20代が36.9%と最も多く、次いで男性30代が34.7%、女性20代が30.8%と認知度とは異なり若い世代の利用率が高かった。

 

 

デジタルギフトの利用意向がある2,169人を対象に、デジタルギフトを利用したいと思う理由について聞いたところ(複数回答可)、「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」が40.1%と最も多く、次いで「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」が38.9%、「選べるギフトの種類が豊富だから」が36.2%という結果だった。これを性別で分けて見ると、男性は「選べるギフトの種類が豊富だから」が37.8%と最も多く、次いで「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」が36.9%、「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」が32.7%となった。続いて、女性側の1位は、「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」が45.2%と最も多く、次いで「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」が43.4%、「選べるギフトの種類が豊富だから」が34.5%となっており、上位3つの内容は男女でも同じものがあがっていたが、順位に関しては異なっていた。

 

 

予備調査から抽出したデジタルギフトを贈った経験がある433人を対象に、デジタルギフトを贈ったシーンについて聞いたところ(複数回答可)、「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が33.3%と最も多く、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」が32.8%、「忙しくタイミングの合わない相手に贈りたい時」が24.5%となった。続いて、最も利用する機会の多いシーンについて聞いたところ、「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が20.8%と最も多く、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」が19.6%、「相手にライフイベントが起きた時」が13.9%となっており、「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」と「遠方に住む相手に贈りたい時」は「贈ったシーン・最も利用する機会の多いシーン」で共に上位だった。

 

 

18歳~69歳の男女5,000人を対象に、2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈ったか聞いたところ、「贈った」と回答したのは30.9%だった。さらに、2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈った1,546人に、贈ったギフトについて聞いたところ(複数回答可)、「実店舗で購入したものを直接贈った」が39.1%と最も多く、次いで「オンラインで購入したものを直接贈った」が32.4%、「オンラインで購入したものを配送で贈った」が29.0%となった。一方で、「デジタルギフトを贈った」と回答したのは18.2%にとどまり、他の購入方法と比較すると少数だった。

 

 

MMDLabo株式会社の概要

 

2006年9月より運営しているMMD研究所は、モバイルやIT分野のマーケティングレポートでは国内最大規模の調査機関で、700件以上の調査データを通じてモバイルユーザーの消費行動や実態を発信している。また、モバイルインターネットで生まれる新しい体験を調査・分析し、価値ある情報を発信することでモバイルインターネット業界の発展に貢献していくとのこと。