スウェーデンのアパレルメーカーH&Mは、ドイツとスウェーデンで新しいマーケットプレイスモデルの試験運用を開始した。オンラインショッピング利用者は、H&Mウェブサイト内の「H&M with Friends」セクションで、サードパーティーブランドのアイテムを見つけることができるようになった。成功すれば、このモデルは他の市場にも拡大される予定だ。
1ヶ月前、H&Mは年間業績を発表し、税引き前利益が1兆3,600億ユーロであったことを明らかにした。2021年、オンライン部門は30%の成長を遂げたという。同社は、継続してオンラインとフィジカルのチャネル統合を実行すると発表した。現在は、オンラインチャネルが拡大している。
マーケットプレイスのトライアル
H&Mグループは、「H&M with Friends」のトライアルを開始し、サードパーティーのレディースウエア13ブランド、メンズウエア15ブランドを同サイトに追加。Lee、Wrangler、Fila、Crocsなどが含まれる。H&Mグループの他のレーベル(Monki、& Other Stories、Arket、Weekdayなど)のアイテムもH&Mプラットフォームで販売されている。
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「スウェーデン、ドイツ両国とも、カタログ通販の伝統は長い」
「H&M with Friends」は、現在スウェーデンとドイツで展開されている。「スウェーデンもドイツもカタログ通販の伝統が長く、我々は、スウェーデンでは1998年にオンラインショップを開始し、ドイツでは15年前からオンラインショップを運営している。それが、この2つの市場からテストを開始した理由であり、徐々にオンライン市場を拡大していく」とH&Mの広報担当者は語った。同マーケットプレイスが、いつ他の国に拡大されるかは未定である。
※当記事は英国メディア「E-Commerce News」の3/16公開の記事を翻訳・補足したものです。