ヨーロッパでは、2017年のこれまでに363,439の新規販売者がAmazonマーケットプレイス(米大手EC企業AmazonのサイトでAmazon以外の販売者が出品しているプラットフォーム)に加わった。世界各地で展開しているAmazonマーケットプレイス全体の新規販売者のうち、36.3%が英国、ドイツ、イタリア、フランス、スペインの登録。
これはMarketplace Pulseが収集した情報から明らかになった。この分析によると、2017年は100万人以上の新規販売者がAmazonマーケットプレイスに加わったとのこと。米国のAmazon.comとインドのAmazonが新規販売者全体の半分を占めたが、ヨーロッパも多くを占めている。
ヨーロッパ各地のAmazonマーケットプレイスはそれぞれ同じようなペースで成長している。これは、ヨーロッパの新規販売者は多くの場合、複数のマーケットプレイスで販売を開始するという背景があるからだろう。世界中のAmazonマーケットプレイスにはすでに500万以上の販売者がいるが、実際に稼働しているのはどれ程いるのか疑問だ。Marketplace Pulseの創業者Joe Kaziukėnas氏は「多くの販売者は一つも商品を出品していない状態でいる」と語る。
<参考>
【欧州】ヨーロッパAmazon出店者、複数のマーケットプレイスを利用する傾向
新規販売者の31%が出品者の評価を受けた
2017年、Amazonマーケットプレイスに参加した100万の新規販売者のうち31%しか、出品者の評価を受けていないことが、同氏の情報によってわかった。そして新規販売者のおよそ6社に1社が、直近30日間に出品者の評価を受けた。Joe Kaziukėnas氏は「ほとんどの販売者は最初に何らか活動をするが、そのうち消えてしまう」と語る。レビューと売上げは同じものではないが、この統計の数字をみると、マーケットプレイスを去る決断をするには十分な要素になると彼は考えている。同氏は「数か月間活動していて、売上はあったものの出品者の評価を受けていない販売者は、ほとんどいないことが前提となる」と続けた。
Amazon、スウェーデンとスイスへ参入
Amazonがスウェーデンへ参入という大きな噂があり、また、近いうちにスイスでも立ち上げられることが明らかになった。
<参考>
【世界】Amazonマーケットプレイス、Amazon Businessの最新実績データ
【米国】中小企業の60%が、Amazon・Jet・eBayの3大マーケットプレイスでの売上が全オンライン売上の半分以上を占める
※当記事は欧州メディアEccomerce Newsの12/4公開の記事を翻訳・補足したものです。