Amazonは顧客体験改善のため人工知能(AI)開発に特化した研究所をドイツに開設すると発表した。このAmazon Research Centerは機械学習分野で高いスキルをもつ100人以上を雇用する予定。
同研究所の目標は、AIを使用してEC企業が画像データの理解を深めることだ。その結果、Amazon Web ServiceやAIアシスタントAlexaなど、Amazonが提供しているさまざまな製品やサービスの顧客体験を向上させることができる。
Max Planck Society(マックス・プランク研究所)との共同研究
この研究所ではAmazonとMax Planck Societyが共同で研究する。シュツットガルト近くのテュービンゲンにあるMax Planck Intelligent Systems Instituteのキャンパスに隣接して建設予定。Max Planck会長のMartin Stratmann氏は「Cyber Valley(ヨーロッパにおける、シリコンバレーをモデルにしたIT企業や研究機関が密集する地区)でのAmazonの取り組みと、AIに関する研究を歓迎する」と語る。さらに「この地域の機械学習と映像情報から状況を認識するコンピュータービジョンに関する研究の、国際的な意義を高めてくれるもう一つの強力なパートナーを得るだろう」と続けた。
テュービンゲンの研究所はベルリン、ドレスデン、アーヘンに次いで4つ目のAmazon Research Centerとなる。
※当記事は欧州メディア「Eccomerce News europe」の10/24公開の記事を翻訳・補足したものです。