Amazon社は、イギリスで企業が製品をオンラインで発注できるB2Bサービス「Amazon Business」を開始した。Amazon Businessは製品を直接企業に提供するが、マーケットプレイスを介した仲買としても機能する。

Amazon Businessは「あなたが愛するAmazonのすべてを、ビジネスに」というスローガンとともにイギリスでサービスを展開。同社によるとサービスの対象は、個人トレーダーや中規模企業、大手多国籍企業の購買担当者、一時的なバイヤーとのこと。当サービスは既にアメリカとドイツで始まっており、イギリスは三番目の市場となる。

このB2Bサービスでは、企業間の特別割引と大口購入割引を提供。30ポンド以上の注文で1日配送サービスを無料で付帯し、VAT(間接税、付加価値税)もかからない設定だ。複数のユーザーをアカウントに追加し、購入限度額や、購買の承認プロセスを設定することも可能。「Amazonの魅力―選択、利便性、価値―を、ビジネスへ」とAmazon社は言う。

 

<参考>

【英国】AmazonはイギリスでAmazon businessを提供

 

Amazon BusinessとAmazon出店販売の違い

 

Amazon社の「よくある質問」ページでは、このAmazon Business販売者プログラムと、通常のAmazonにおける出店販売の主な違いを説明している。それによると「Amazon Business販売者プログラムは、Professional Sellingプランへの無料アップグレードにより、企業間取引に特化した機能を提供。ビジネス顧客の特有の要件に対応することができる」とのこと。出品者専用販売管理ページSeller Centralにおいて、ビジネスセラー用の新しいB2B機能を公開したが、Seller Centralの全体的な機能は変わらない、とAmazonは強調している。

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の4/4公開の記事を翻訳・補足したものです。