株式会社ecbeingは、株式会社富士キメラ総研の発行する「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」のECサイト構築市場において、国内シェアNo.1を獲得した。

これにより、16年連続で市場シェアNo.1となった。



ECサイト構築ソリューション市場の動向

 

ソフトウェアビジネス新市場2024年版」によると、国内の主要なECサイト構築基盤を対象に各ベンダーの売上金額を合計した2023年度のECサイト構築ソリューションの市場規模は420億円となり、昨年の304億円と比べ38%増加している。これは、2023年度にECシステムとその周辺システムのデータ連携やセキュリティ要件への対応に向け、ECサイトを見直す機運が高まり、投資が進んだことで市場が拡大したためだと考えられる。特に、ECサイト構築ソリューション市場の中でもSaaS/PaaSカテゴリの市場規模は398億円となっており、昨年の254億円と比べ57%も増加していた。EC年商規模の大きい事業者を中心に顧客ロイヤルティ向上のための施策として店舗とECの連携やデータ活用のニーズが大きく、EC単体だけでなくその周辺領域にも注目されている。

さらに、2024年度は2023年度に引き続きECサイトの見直しが進められることが予測され、セキュリティ対策への投資が進みサービスが常に最新化されるSaaS/PaaSカテゴリの需要が増え、SaaS/PaaS市場規模は440億円となる見込みだ。

 

 

シェアNo.1に至った背景

 

2023年度ecbeingはECサイト構築カスタマイズ型SaaS/PaaS市場のシェア45.6%を記録し、ECサイト構築市場16年連続シェアNo.1となった。このように市場シェアNo.1を16年もの間、継続できた理由として、徹底したマーケットイン型の製品開発モデルで成功ノウハウを製品化し、EC事業者にプラットフォームとして展開・還元することによって、EC事業者の売上を向上できたことが挙げられる。

さらに、ECや店舗など各販売チャネルのデータを集約・分析し、新規顧客獲得の施策からリピート・ファン化促進のCRM施策まで、顧客の一連の行動に対してアプローチを可能とするデータマーケティングツール「Sechstant」や、ECと店舗の顧客データを一元化し複数チャネルに跨る施策も実施可能とする予約管理システム「RESOMO」など、ecbeing誕生から25年で培ってきた豊富な実績・ノウハウを活かしたEC周辺サービスの提供、およびそれらを活かしたマーケティング支援により、各社のECサイトの価値を最大化することができた点も評価されたようだ。

 

 

ecbeingの今後の展望について

 

今後について株式会社ecbeing、代表取締役社長の林雅也氏は、「2023年から2024年にかけては、ECと店舗の統合データ活用やAIの活用などの追加投資やサービスを導入する動きが多くなってきました。ecbeingはクライアントのニーズと市場動向に合わせたサービスを提供すべく、600名の開発体制と250名のマーケティング支援体制、そしてECを運用するためのインフラ・セキュリティなどの環境が整っています。今後もこの環境を強みに、引き続き中堅から大手企業のクライアントへ向けECプラットフォームとその周辺サービスの開発・展開、そしてマーケティング支援により一層注力して参ります。」とコメントした。

 

 

ECサイト構築プラットフォームecbeingの概要

 

ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1,600サイト以上の導入実績があるECのプラットフォームシステムで、国内トップシェアを誇るEビジネスの総合ソリューション。ecbeingは業種や業態を問わず、EC戦略立案から、ECサイト構築、デジタルマーケティング・デザイン支援、EC専用クラウドインフラ・セキュリティまでワンストップで提供が可能となっている。また、昨今のecbeingではフルカスタマイズ可能なECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」と自動バージョンアップ可能なオプションサービス「マイクロサービス」を組み合わせることでハイブリッドなクラウド型ECプラットフォームを提供している。