ドイツ三大eコマース企業である、Amazon、通信販売事業者Otto 、オンラインファッションサイトZalandoの昨年(2018年)の総売上額は、130億9,200万ユーロ(約1.53兆円)にのぼった。同時に、このトップ3のオンライン売上は、国内大手オンライン小売業トップ100社の総売上の41.4%を占めている。

 

下記の表にあるドイツのオンラインストアトップ10のうち、上位3社は依然としてAmazon、Otto、そしてZalandoが名を連ねる。これは、ドイツの小売リサーチ機関EHIと、同国の調査会社Statistaによる調査レポート「E-Commerce Market Germany」で示されている。この調査ではまた、ドイツの何百という大手オンライン小売業者のトップ100も発表している。

 

昨年のAmazon Germanyの売上額は、93億ユーロ。そこに大差で続くのはOtto(32億ユーロ)とZalando(14億ユーロ)だ。ファッションやドラッグストアなどの商品カテゴリにおいて、成長著しい事業者が見受けられる。

 

トップ20に新規にランクインした事業者のうち、最も飛躍的に成長したのは、Ottoグループが所有するオンラインファッション小売業者Aboutyouだ。昨年、同社は24位という結果に終わったが、今年はトップ20入りし、16位という結果をおさめている。

 

ドイツのトップ10オンラインストア

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の9/19公開の記事を翻訳・補足したものです。