まったく新しいソリューションを開発することは、製品プロモーションの成功のほんの一部にすぎない。コンテンツはオーディエンスに製品を紹介し、最大の成果をもたらすものである。

 

顧客の問題を解決できる新製品を懸命に作り出した、と想像してみてほしい。あとは、その製品を広くオーディエンスに知ってもらい、利点を強調するために、世界へローンチする前の準備作業を行う状態だ。売上のきっかけや促進の材料となり、ブランドの認知度を高めるコンテンツマーケティングが必要だ。

 

製品のプロモーションにコンテンツを使う主な利点について考えてみよう。

 

1. ブランド認知度の向上

ハイグレードなコンテンツは、有料顧客をさらに増やし、ブランドの評判を高める。強引な売り込みではなく、製品のニッチな部分に関連した教育的なコンテンツを制作することで、ブランドの認知度と顧客満足度を高めることができる。

 

2. ユーザーエンゲージメントの向上

洞察力があり、顧客本位のコンテンツは、新しいソリューションを宣伝するための優れたツールだ。ケーススタディやハウツービデオ、ワークショップの開催などによって、オーディエンスの新製品への興味を持続させることができる。

 

3. ターゲットオーディエンスの拡大

コンテンツは、新しいソリューションに得意客を引き付けるだけでなく、ソーシャルメディア、ブログ、メール、イベントのようなさまざまなマーケティングチャネルを使ってターゲットオーディエンスを増やすことができる。ウェビナー、記事、ポッドキャスト、インフォグラフィックス、ホワイトペーパーなどによって、顧客や潜在客と関わることができる。

 

4. コンバージョン率をより高める

米国に本社を置くメディア企業のSocial Media Examinerレポートによると、マーケターの58%が、ブログ記事や電子書籍などの文章コンテンツは、画像や動画よりも優れたパフォーマンスを発揮すると主張している。しかし、コンテンツマーケティングの結果が出るまでには時間がかかるため、我慢強く、価値あるコンテンツを生み出し続けることが重要だ。

 

コンテンツマーケティングで新製品をプロモーションする段階

1. 問題を特定する

まず、顧客が直面している問題を特定し、あなたの新しいソリューションがどのように顧客の生活を改善するかを示せるようにリサーチしなければならない。オーディエンスがあなたのオファーに興味をもつべき理由とは何か。現状に合わせたソリューションを揃えて、顧客志向になることが重要だ。そうすることで、オーディエンスはあなたのオファーの価値を理解できるようになる。

 

2. 新製品の作成と発表

この段階では、製品チームはソリューションを構築し、マーケティング専門家は製品の使い方を顧客に提示する教材を作成し、フィードバックを集めてソリューションを改善する。顧客の興味を一気に引き付けるためのステップは次の通りである。

 

a. ティザー広告(シンプルな情報で、詳細を知りたいユーザーを引き込む手法)を打つ

購読者に今後の発売予定を知らせ、ソリューション独自の機能をいくつか紹介しよう。ソーシャルメディアへの投稿、ブログの記事やメールを利用すると良い。

 

b. 製品の発売を告知する

さらに、まだ伝えていない機能を発表し、顧客の興味を引こう。注目を集める製品の写真も忘れずに掲載しよう。ウェビナー、製品のライブデモンストレーション、ゲスト投稿、オピニオンリーダーからの声、プレスリリース、ハウツー資料などのコンテンツを提供するには絶好の機会である。

 

c. 製品リリースのコンテンツを提供する

購読者に製品のリリースと入手方法を説明しよう。ブログ、ソーシャルメディア、メールでできるだけ多くのユーザーを引き付けるメッセージを発信しよう。

 

d. フォローアップ

コンテンツを忘れたり、見逃したりする顧客もいるかもしれない。そのような顧客には、新発売の商品をチェックできることを引き続きメールで伝えよう。

 

3. プロモーションを続ける

新製品の発売がうまくいっても、やるべき事はまだある。製品の機能を説明し、顧客が製品を最大限に活用できるような教育的コンテンツをオーディエンスに提供し続けよう。発売して4~6週間で、週2~3本のペースでコンテンツを投稿することを推奨する。

 

我々の体験、メールデザインプラットフォームであるStripoのメモから電子書籍への道

顧客の問題解決を支援し、オーディエンスと長期的な関係を築くためには、うまく設計されたコンテンツを作成することが重要だ。コンテンツを制作することは、アイデアを製品化するために必要不可欠な準備である。

 

ここからは、私たちのメールデザインプラットフォームであるStripoが、メールゲーミフィケーション(ゲーム的要素を組み込むマーケティング手法)について、シンプルなメモから電子書籍に移行するまでを、体験談を交えて紹介する。

 

ステップ1. メモ

メモは最初にオーディエンスとコンタクトを取り、新製品のアイデアについてフィードバックを集める便利な方法だ。このコンテンツは素早く書くことができ、読者とすぐに共有することができる。

 

我々はメールゲーミフィケーションの利用に関する自分たちの考えを共有するビデオを録画した。次に、メールゲーミフィケーションを有効と考える人たちの体験談を共有できる記事をFacebookに投稿した。最後に、ゲーミフィケーションの優れた事例を紹介するメモをブログに掲載した。

 

ステップ2. 記事

記事は、メモよりずっと包括的である。このコンテンツは、複数の角度からとらえ、構想を練ることができる。我々の記事では、メールゲーミフィケーションの重要性を説き、他社の結果を共有し、(具体例を提示して)良いゲームの特徴を強調した。

 

ステップ3. スケーリング

この段階での主な目標は、コンテンツをより多くのオーディエンスに配信することだ。ゲスト投稿、ホワイトペーパー、ポッドキャスト、ライブストリーム、ワークショップ、ウェビナーなどでこれを実現することができる。新しいデータで過去の記事を更新したり、製品を最大限活用するために顧客向けのチェックリストを作成したり、インタビューやアンケートを実施したりする絶好の機会である。

 

購読者に最初のゲーミフィケーションメールを送信した後、売り上げが200%増加した。次に、ゲーム化したイースターメールを送信したところ、HTML版よりも売上が伸びた。最後に、我々は、10万人以上の購読者に一連のメールを送信した。

 

ステップ4. 製品ソリューション

この段階では、問題に対する製品ソリューションを特定し、製品の使い方のマニュアルを共有し、ワークショップやコースを作成する。

 

我々は、製品ソリューション(ゲーミフィケーションの仕組み、データソース、データサービスなど)を決定した後、様々なハウツーコンテンツを作成し、他のブランドに使ってもらい、フィードバックを集め、製品をブラッシュアップし、メールゲーミフィケーションのマニュアルを作成した。また、チェックリストを共有し、ゲーミフィケーションの使用方法を紹介するワークショップも実施した。

 

ステップ5.電子書籍

この段階は、集めたすべての資料や知識をまとめる。我々の電子書籍は、問題の形式化、調査方法、科学的な新規性、製品の独自性、結果の分析、承認などをカバーしている。

 

また、この電子書籍には、理論的かつ実践的な資料、社会的証明、メールゲーミフィケーションの適切な使い方に関するヒント、すぐに使える仕組みが含まれている。我々は、プレスリリースを作成し、インフルエンサーにインタビューし、ワークショップも何度か開催した。

 

※当記事は米国メディア「Entrepreneur」の11/1公開の記事を翻訳・補足したものです。