BEENOS株式会社の連結子会社で、越境EC 流通総額 No.1の海外向け購入サポートサービス「Buyee」を運営するtenso株式会社は、格安国際宅配便サービス 「ECMS Express」の導入エリアを、従来の台湾エリアに加え、新たにアメリカ、韓国、香港エリア、シンガポールへと拡大し、さらに、台湾エリアについても、より安い国際配送料を実現する独自のプランを導入した。
今回の「ECMS Express」導入エリア拡大、およびBuyee独自の「ECMS Express」の国際配送料金の導入により、当該エリア向けの荷物の国際配送料の低額化を実現した。
新サービス提供の背景
Buyeeの2021年第4四半期の流通総額は前年同期比+51.2%と拡大し、アメリカ・アジアでの流通も伸長。しかし、全世界的に越境EC市場が伸長する一方、新型コロナウィルス感染拡大の影響により停止を余儀なくされる国際配送サービスがある。そんな中、2008年から越境EC事業を展開するBEENOSグループは独自のリレーションを活かして、他社に先駆けて物流手段を確保した。
また、経済産業省による令和2年度「電子商取引に関する市場調査」によると、アメリカの越境 BtoC-ECの総市場規模は 1 兆 7,108 億円に達し、このうち日本経由の市場規模は 9,727 億円で、前年度比で7.7%増加している。
このように、今後さらなる流通の伸びが見込まれる今、日本企業のアメリカ・アジアへの越境ECでの流通をさらに押し上げるべく、リーズナブルな国際配送料金での提供を開始した。
新サービスによってできること
Buyee独自のプランでは、重量の増加に伴う料金の上昇幅が小さいため、荷物が重くなればなるほど、従来の配送方法よりも割安な配送料で届けることが出来、特に割安になるのは、書籍や雑誌、レコード、ゲーム周辺機器などが挙げられる。さらに「ECMS Express」の導入により、1.5~2kgの荷物の場合、従来と比較して台湾エリア向けでは約41%、香港エリア向けでは約42%、韓国向けでは約56%安い国際配送料で提供する。
また、今回の新配送サービスにより、アメリカ・アジアの越境EC市場におけるBuyeeのシェア拡大とともに、Buyeeにおいて該当エリアで需要が高い書籍やCD、DVD、レコード、ゲーム周辺機器といったエンタメ商材のさらなる伸長や、購入カテゴリの拡大が期待できる。
「Buyee」とは
Buyeeは、日本企業の越境ECをサポートする購入サポートサービスで、海外販売の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消し、サービス利用料も0円から対応可能。また、Buyeeを導入することで、一括で世界118ヶ国/地域に販売でき、さらに、2020年の新サービス「Buyee Connect」を利用することで、タグ設置のみで自社のECサイト上に海外専用カートを開設し、より手軽に越境ECがスタート可能になった。
BEENOSグループは今回の新配送サービス導入により、越境ECにおいて成長性の高い市場であるアメリカ・アジアでのシェアを拡大し、コロナ禍でインバウンド需要が蒸発してしまった日本経済の復興に貢献できるよう努めていくとのこと。