株式会社イーシーキューブは、EC-CUBEの機能やデータを外部サービスから利用可能となる最新版EC-CUBE4対応「Web API」の正式版を9月15日にリリースした。
今回「Web API」のリリースにより、EC-CUBEと企業の基幹業務システムとの商品・顧客情報連携や、モールやリアル店舗との在庫連携、顧客管理CRM・会計ソフト等の管理系サービス、EC-CUBEを中心とした各EC関連サービスや企業の業務システム間データをリアルタイムに連携することが可能となり、ECサイトだけでは実現できなかった企業における業務全般の効率化やビジネスモデルの変革を目指す企業のDX推進への貢献が期待できる。
最新版「Web API」の3つの特徴
1. セキュリティ対策として、世界標準となっている「OAuth2.0」に準拠し、管理者が認可しない限りデータの取得・更新など実行できないよう設計されており、また 「OAuth2.0」は幅広い開発環境でライブラリが開発・提供され多くのシステムと容易に連携が可能。
2. 「商品情報」、「受注情報」、「会員情報」から欲しい情報を柔軟に取得でき、また外部EC関連サービスとの連携利用を想定した「商品在庫の更新」および「出荷ステータスの更新」機能が実装されている。
3. EC-CUBE 内での「商品情報」「受注情報」「会員情報」の更新を検知し連携システムへ通知する Webhook 機能の実装により、外部システムとのリアルタイム連携が可能。
今回システム開発を担当した株式会社Refineは、今後更にWeb APIを利用して、更なる業務効率化やビジネスモデル自体の変革を店舗でしてもらえるよう取り組みたいと考えているとのこと。