ノルウェーの郵便局 Posten Norgeは、オスロ市内に100個の小包用ロッカーを設置するパイロットプロジェクトを開始した。このテストは、ノルウェーにおける新しい小包用ロッカーネットワークのさらなる展開のための知見を得ることを目的とするものである。
パイロットプロジェクトは、この先6ヶ月間実施され、SwipBox(デンマークのソフトウェア企業)との協力のもとで行われる。デンマークの小包用ロッカー企業であるSwipBoxは、同国でも同様の実験を行っており、その結果として、デンマークの郵便局 PostNordがデンマーク国内に2,000個の小包用ロッカーを設置するに至った。
オスロのPakkeboks
小包用ロッカーが、ノルウェーの消費者の生活に浸透するかを検証する時が来た。首都とその周辺に住む消費者は、1月20日より、最大で100個の新しい小包用ロッカー(Pakkeboksとして知られている)を利用することができる。
Posten Norge CEOのTone Wille氏は、新しい小包用ロッカーに大きな期待を抱いている。
「時間は貴重であり、顧客はさらなるフレキシビリティを求めている。それゆえ、顧客のニーズに適応することが重要なのだ」。
小包用ロッカーは、Bluetooth経由で小包用ロッカーPakkeboksと通信するアプリを使って開くことができる。SwipBoxが開発したロッカーはバッテリーで動作するため、外部電源やインターネット接続の必要はない。
「ノルウェーでのサービス提供に興奮している」
「Pakkeboksは、デンマークにおいてNærboksで試験済みであるが、ノルウェーで新しいコンセプトであり、サービスを提供開始することに興奮している」と、Swipbox CEOのAllan Kaczmarek氏は話している。
近い将来、消費者は、ロッカーを使って荷物をオンラインショップに返品したり、荷物を他の人に送ることができたりするようになるだろう。
▲ノルウェーのオスロにある小包用ロッカー”Pakkeboks”
※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の1/21公開の記事を翻訳・補足したものです。