フランス大手小売業Carrefourが、30分配達サービスを始める。サービス対象国はフランス、スペイン、イタリア、アルゼンチン。これにより、以前よりかなり配達時間を短縮が短縮されることになる。この30分配達サービスは、Carrefourと、スペインのデリバリーサービス・ スタートアップGlovoの提携によって実現した。
先週、CarrefourとGlovoは前述の4カ国での提携を発表し、フランスでは独占提携となった。その結果、消費者は週7日いつでも、オンライン注文商品を非常に短い配達時間で受け取ることが可能となる。利用客は、Glovoプラットフォーム上の2,500点の商品から注文。その後、Gloveは、Carrefour Market、Carrefour CityまたはCarrefour Expressによって発送準備された商品を集荷する。
食品のeコマースのリーダーを目指すCarrefour
2015年にスペインで設立されたGlovoは、注文確定から約30分以内に、Carrefourの顧客に自転車またはスクーターで注文商品を配達するための宅配便ネットワークを持つ。今回のCarrefourとの提携発表により、Glovoは食料品分野をさらに強化し、欧州および海外でのサービス提供エリアを拡大したい考え。一方、Carrefour は今回の新たしい配達サービスによって、広範囲にわたるオムニチャネルモデルを構築し、食品eコマースのリーダーになりたいと考えている。
今回発表された提携によるサービス開始は、遅くとも10月上旬までを予定。パリ、セビリア、バレンシア、ミラノ、そしてローマが、欧州で初めての30分配達サービス対象都市となる予想だ。その後数ヶ月で、その他のサービス対象都市を確定予定とのこと。
※当記事は英国メディア「Ecommerce News」の7/19公開の記事を翻訳・補足したものです。