Shopify Fulfillment Network導入により、中小事業者の配送コスト削減と配送期間短縮が期待できる。
世界最大シェアを誇るカナダ発のeコマースプラットフォームShopify は6月中旬、米国を拠点とする加盟店向けに新たなShopify Fulfillment Networkを始動した。Shopify Fulfillment Networkでは、Shopifyのマシンラーニング(機械学習)駆動型スマート在庫管理テクノロジーを使用することで、加盟店に最も近く、かつ効率的に配送できるフルフィルメント・センターを決定することが可能となる。
Shopifyはこのサービスの実現のため、カリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州、ジョージア州、ニュージャージー州、オハイオ州、ペンシルベニア州のフルフィルメント・パートナーと連携したようだ。
注目すべきポイント
中小事業者がAmazonのような巨大企業によって厳しい状況に追いやられているなか、在庫フルフィルメントネットワークへのアクセシビリティ、そして統合された技術は、中小企業の競争力を維持し成長させる上で重要な役割を果たす可能性がある。
Shopifyによれば、この新たなシステム導入に高度な技術的スキルは必要ないという。そのため、限られたリソースでショップを運営し、商品のプロモーションを行うなど、売上を増加させなければいけない多忙なデジタルマーケティング担当者でも利用することができるのだ。
Shopifyは、併せて2つのリリースを発表。1つは大量販売マーチャント向けのプレミアムプランであるShopify Plusのアップグレード。もう1つは、いつでもどこでも誰にでも販売できる新しいShopify POS(販売時点情報管理)システム(iOSとAndroid機種向けのアプリケーション)を始動するとのこと。
※当記事は英国メディア「Marketing Land」の6/20公開の記事を翻訳・補足したものです。