株式会社メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」において、「あんしん・あんぜんに」「手間なく」自動車の売買ができる「メルカリあんしん自動車保証」制度と「車検証2次元コード出品」機能を、自動車本体カテゴリーの商品を対象にiOSより先行導入した。Androidは順次導入を予定している。

 

「メルカリあんしん自動車保証」は、この保証対象自動車の購入者が、「メルカリ」での取引完了後、3ヶ月間「走る・曲がる・止まる」に関わる自動車修理を無料で受けることが出来るものだ。出品時に以下の特定の条件を満たす車両が「メルカリあんしん自動車保証」の対象となる。

 

■主な保証対象車両の出品時条件

①国産車である

②年式が10年以内である

③走行距離が10万km以内である

④車検証が有効期限内である

⑤出品者による車両の動作チェック済みである

 

「車検証2次元コード出品」は車検証のQRコードにアプリ経由でカメラをかざすだけで、メーカー名や車種・車検証の期限などの商品情報が自動入力し、出品できる機能だ。

 

この機能の使用手順は

①「メルカリ」内で出品画面を起動し、自動車・オートバイ> 自動車本体> 国内自動車本体または外国自動車本体のカテゴリーを選択

②「車検証のQRコードでかんたん入力」ボタンを押下してカメラを起動

③車検証下部のQRコードを読み取る

となっている。

 

メルカリが今回自動車カテゴリ向けの機能を強化した背景には、メルカリ内での自動車本体取引に関するアンケート調査の結果が影響しているようだ。調査によると、購入経験者の約35〜40%の利用者から「取引後の車両の保証が欲しい」、「陸送や名義変更等の事務手続きサポートが欲しい」との意見が出ていた。また、出品経験者の約30%からは特に「出品をもっと簡単にしてほしい」との声もあがった。これらを受け、今回新たに自動車をあんしん・あんぜんに購入するための「メルカリあんしん自動車保証」と、手間なく出品するための「車検証2次元コード出品」機能の提供を決めた。さらに、自動車輸送会社と連携し、取引画面上から車両の陸送や名義変更代行が申し込みも可能になるなど、出品者・購入者にとって手間を大きく削減することを実現している。

 

今回新たに安心安全と簡単に出品が可能という2つの利点が加わることで今後、自動車カテゴリの活性化が期待される。