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2019/04/25

Amazon、中国でのeコマース事業撤退。Alibaba・JD.comの牙城はAmazonでも崩せず

世界で最も人口の多い国である中国で、15年間eコマース事業展開してきたAmazonは、同国でのマーケットプレイスを閉鎖する準備を進めているという。今後は他のサービスに重点を置く予定とのこと。

eコマース最大手である中国企業AlibabaのマーケットプレイスTmallJD.comとの競争にAmazonが苦戦を強いられていたとみられる。

Ai Media Consultingのデータによると、2018年上半期の国内B2C市場におけるAmazon Chinaの市場シェアは1.2%未満と見られ、一方TmallとJD.comは合計で市場シェアの83.8%を占めるなど、その差は鮮明となっていた。

 

ロイター通信によると、今後中国の顧客は、Amazon.cn(アマゾン中国)のサイトにアクセスして中国のサードバーティ業者から商品を買うことができなくなるとのこと。しかし、Amazonのグローバルストアを通せばアメリカやイギリス、ドイツ、日本から商品を購入することは可能だ。米Bloombergによると、Amazonの中国でのeコマース事業は今年の7月18日に撤退予定だという。

グローバルストアへのアクセスは引き続き利用可能であることに加え、中国の国内業者が海外顧客へ商品を発送することも引き続き可能であり、クラウドコンピューティングサービスAmazon Web Servicesや電子書籍事業kindleも続行予定だ。

しかし、フルフィルメントセンター(顧客の満足度を高めるためのAmazon独自の配送センター)は閉鎖され、中国国内販売業者へのサポートも今後90日で終了が予定されているという。

 

Amazonは2004年に中国企業であるオンライン書籍サイトJoyo.comを7,500万ドルで買収し、中国市場への参入を果たした。2007年に社名をAmazon.cnに変更し、2013年にはKindle、2016年にはAmazon Primeを開始していた。

他国のマーケットで行っているほぼすべてのサービスを中国でも導入したにもかかわらず、AmazonはAlibabaやJD.comのような中国大手企業をしのぐことができなかった。Amazonの中国での市場シェアは1%にも満たなかったという。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の4/18公開の記事を翻訳・補足したものです。

 

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