中国Webサービス会社最大手アリババ社の競合であるJD.com(ジンドン)は、コンピュータ印刷技術メーカーZebra Technologies社と中国ITサービス会社Digital Chinaと提携し、IoT(Internet of Things)とEC物流の研究所を設立した。

 

この「IoT Ecommerce + Logistics Lab」は、北京の順義区(Shunyi)に位置。主に物流管理、データ収集、モバイルコンピューティング、マシンビジョン、クラウドコンピューティング、IoTなどの研究開発を目的としている。

 

参加している3社はこの施設の設立によって、JD.com社の「効率性と生産性の向上、更に物流サービスの性能の向上を目標」にし、研究開発、プロトタイプ開発、製品実験、製品実演などを実現していくという。

 

「JD.comは、Zebra TechnologiesやDigital Chinaなどの有力企業と共に10年以上にわたって物流技術に継続的に投資し、技術運営・管理に力を入れてきた」と話すのは、Jingdong Groupの副社長でJingdong Mallの物流、計画、開発の責任者Bing Fu氏。

 

「Zebra TechnologiesとDigital Chinaと行うこの研究所の可能性を楽しみにしている。互いにWin-Winの成果を達成できるよう、物流分野での画期的な技術の共有を行っていく」と話した。

 

 

※当記事は米国メディア「Mobile Marketing Magazine」の3/9公開の記事を翻訳・補足したものです。